弁護士なのに低所得?高1から考えるべき偏差値と就職後の給与の関係

弁護士なのに低所得?高1から考えるべき偏差値と就職後の給与の関係

業界にも順位がある

就職後のお給料に反映される重要なファクターが「業界順位」です。
よく就活関連ニュースで「学生の大企業志向」が取り上げられますが、大企業の方が中小企業よりお給料が良いというのは、同じ業界で比べた場合の話です。
理系の方の就職先の場合、一般に、機械・工業≒化学・化成品≧医薬品>食品>環境 のような順位付けであると言われています。この順位付けは、時代や企業の形態によっても変化することを事前にお断りしておきます。つまり、医薬品メーカーの中小企業に勤めた場合と環境系企業の上位企業に勤めた場合で、お給料がトントンになることもある、ということです。
今入学したいと考えている大学、学部からは、どんな就職先・職種が想定されるでしょうか?

自称低所得弁護士は、「トップ校から逃げてしまったことが敗因」と語る。

同じ専門資格を持っていても、就職までの段取りが違うと給与も違うという事例を紹介します。
友人に弁護士になった方が居ます。私立大学の法科大学院修了後、司法試験、司法修習生を経て、現在は個人弁護士事務所に所属しています。年収は、食品企業5年目の私と同じくらいとのこと。私が「弁護士さんって年収1000万円とかいくのかと…!」と驚いていると、「学部で入った私立大学で、そのまま大学院に進んでしまった。司法試験前の就職活動で有力事務所からの誘いが受けにくく、そうすると所得は半分程度まで落ち込んでしまう。」としょんぼり。
なんと、大学の「格」によって、青田買い格差が生じるため、学部でトップ校に入れなくても、ロースクールでトップ校に移るのが一般的だとか。友人はその争いから逃げてしまった「負け組」だと落ち込んでいたのでした。

「タバコ代と不健康代考えたらどっちが良いのか…。」と元教え子。

もう1つショックだった、お給料は良いが身を削っているエビソードです。
私が学生時代家庭教師で受け持った生徒さんのことです。彼女はご家庭の事情もあり、本当は保育士になりたいという夢を持ちながら奨学金制度の充実した看護師の道を選びました。今では立派に病院勤務をしていますが、先日久々に連絡を取ると、「喫煙がやめられない」とのこと。なんでもストレスが凄い職場で、いつの間にか吸い始め、今は1日1箱位、年20万円近くをタバコに費やすとか…。「お給料は保育士になるより良かったと思うけど、ストレスでタバコ吸ったりしてると、保育士になってたらどうしてたかな~と思う。」進学先の選択時、やや親御さんの強引さに押し切られた感が強いだけに、未だ不満がくすぶっている様子でした。

お金?やりがい?高1のうちに考えて!

自分の中ではっきりしないといけないこと、それは、「お金と気持ちのバランス」です。
「好きな仕事に就きたい」という夢自体は素敵なことです。しかし、あなたの感じるやりがいは、「お給料がどんなに少なくても」満足できるものでしょうか?
「30歳で年収500万円以上なら満足できる」、「たとえ非正規社員でも満足できる」、「金額がいくらかではなく、友達と年収で差がついてしまったら納得できないと思う…」様々な価値観があると思います。
高校2年生の特に後半以降は、進学用の勉強に集中したく、長期的な人生のことを考える余裕はなくなってしまいます。ぜひ勉強も簡単な高校1年生のうちに、自分の価値観について考えてみて下さい。