勉強法 受験生必見!空白の時間の有効活用法とは

受験生必見!空白の時間の有効活用法とは

受験生必見!空白の時間の有効活用法とは

空白の時間を見つけよ!

どうすれば時間の使い方が上手になるでしょう?
大人、子供を問わず、多くの方から相談を受ける話です。
この時間をうまく使えれば、もっと勉強できるのに……だけではなく、社会に出てからも、時間の有効活用というのはテーマになっているような気がします。
さて。 僕の指導しているクラスでは、学年が始まるタイミングで、一週間の時間の使い道を書き出してもらっています。 だいたいで構いませんが、何時に起きて、何時まで学校にいて、塾はこの時間で……といった具合です。年齢を問わずやっていますし、状況によっては部下ともやっていることです。 いろいろと書き出していくと……。 案外、「空白の時間」が登場するのです。 何に使っていたかわからない時間を、僕は「空白の時間」とよんでいます。案外、「この時間、何をしていたのかな……」となることは大人にもありえますよね。

何もしていない時間と向き合い、合計する。

思い出せる範囲でいいからと前置きをして「その時間を何に使っていたのか」と聞いてみます。 すると、なかなか面白い答えが返ってきます。
たとえば、「水を飲む時間(そんなに長時間飲まないだろ、と思うのですが(笑))」。 「ぼーっとしていた時間」「天井を見ていた時間」……。 これは、どんな生徒でも同じです。空白の時間がない子は、なかなかいません。 それを、一日あるいは一週間、そして一か月と足し算していきましょう。 一日30分、使い道不明な時間があったとします。これでも短い方だと思います。 一週間で210分、3時間30分です。 一か月をだいたい4週間として、14時間となります。 ここまでだいたい計算すると、子供たちは「ああ……」と、ものすごい後悔のため息をつきはじめます。 だから時間を無駄に使うなと言っているのですが……なかなか、実感してくれないものです。 一年分なんて計算してしまえば、とんでもない後悔が彼らを見舞います。

何もしていない時間を埋めること。

次に、時間の見直しが終わったら、今度は「空白の時間」を埋めることを意識させていきます。
その時間で何ができたか考えてみるように話しています。
すると、あれもできた、これもできた、と後悔の声が多数になります。 例えば、一時間あったら過去問を一年分できるわけです。
しかし後悔してからが、子供の本領発揮です。 何度言い聞かせてもだめだったことでも、失敗と後悔をしてからはぱたっと同じ失敗をしなくなった、なんてことは、子育てをしていたら何度も出くわしたことでしょう。 子供は失敗してから大きく学びます。

例えば、何をする?

これをまとめられない場合は、どうしましょう。 気分転換にテレビを見たとします。
……ところで、僕は受験生時代、けっこうテレビを見ていましたし、ゲームもしていました。 単語帳や漢文必携を持ちながら。 たとえばCMの時間には、英単語を覚えていました。 覚え方にはいろいろありますが、声に出す、空中に何度も書く。 これが、侮れない効力なのです。 CMの時間からはみ出てしまうと、楽しい時間が削られてしまいます。 楽しい時間が削られてしまうのは嫌なので、集中力が発揮されるわけです。 あの短時間ではありますが、けっこう夜の番組なんかはCMの頻度が高いので、最終的な量は侮れません。
空白の時間は暗記をすべし。 僕は常に、そういっています。

英語に関する余談……

余談ですが、日本人が英語を話せない理由の最たるものが、恥ずかしがって発音しないからと言われます。
実際僕も英語を教えていて、恥ずかしがって話さない・声に出さない子ほど、リスニングも発音もうまくいっていません。 発音はともかく、リスニングはセンター試験に必ず出るものですから、意識していきたいところですね。
皆さんに、合格の花が咲きますように。