勉強法 ラグビー日本代表もやっている!ルーティンを持って入試で実力を発揮する

ラグビー日本代表もやっている!ルーティンを持って入試で実力を発揮する

ラグビー日本代表もやっている!ルーティンを持って入試で実力を発揮する

ルーティンって?

ラグビー日本代表が帰国しましたね。
ワールドカップイギリス大会での活躍は日々ニュースなどで耳にしていたのではないでしょうか。なかでも一躍有名になったのが五郎丸歩選手です。なんといっても彼のゴールキック前のポーズが有名になりました。
キックをする前にまずボールを触って感触を確かめる→ボールを置き、後ろに3歩、右に2歩移動する→そして少し膝を曲げて身をかがめ、低い体勢をとる→左手で右手を包むような独特なあの独特な形に手を組む→体全体を使ってボールを前に蹴り出す
観戦しているとただ神経を集中してボールを蹴っているだけのように見えますが、ちょっと動作を分割してみただけで結構たくさんすることがありますね。

ルーティンの意味

これを五郎丸選手はキックのたびに毎回、ひとつも欠かさずやっています。
なぜでしょうか。テレビなどで話題に上っていましたし、知っている人も多いと思います。普段の練習のときから全く同じ動作を繰り返し、試合のときも取り入れることによって精神を安定させるためです。ラグビー日本代表の躍進と五郎丸選手の活躍で注目されていますが、メジャーリーグで活躍するイチロー選手がバッターボックスに入るときの動作も毎回おなじですよね。スポーツをする人にはあたりまえのこと、それがルーティンなのです。

ルーティンの効果

先にも書きましたが、ルーティンには精神を安定させる効果があります。
毎回おなじことをするというのは、とても馴染み深い環境に自分を導くということです。
中学の入学式を思い出してみてください。初めての場所に誰でも多少緊張したのではないでしょうか。入学したてのころは通学路を歩くのにもちょっとドキドキしませんでしたか?
でもやがてそのドキドキは消えてしまいます。それは新しい環境に慣れたからです。初めての場所も通学路も、毎日通ううちに慣れて、あたりまえのことになったのですね。こんな風に、何度も繰り返すことによって人は日常にすることができます。

緊張を味方にしよう!

では、緊張するのはいけないことなのでしょうか。
結論から言うと、けしていけないことではありません。むしろ軽い緊張状態のときは神経が冴えるので、実力を余すところなく発揮できるのです。慣れきってだれてしまうと注意を怠ってしまい、ケアレスミスが多くなります。
でも好ましいのはあくまで“軽い”緊張です。ルーティンはおなじ動作を繰り返すことによって余計な緊張から解放され、集中力を増すことを目的とします。ぜひ受験本番に向けて取り入れましょう!

ルーティンを持ってみよう

一言におなじ動作を繰り返すといっても、繰り返すことが難しい、複雑な動作では「その動作を間違えずにすること」に緊張してしまい、効果がないどころかなんだか疲れちゃって逆効果、ということにもなりかねません。まずは簡単なことから取り入れてみましょう。
例えば、問題と解く前に一瞬だけ目を閉じて軽く深呼吸する。短い時間ですが動作に集中するのがコツです。まわりがざわついていても気にならなくなりますよ。
試験があると前日から緊張して眠れなくなるという人は、寝る前にルーティンを作りましょう。ベッドに入る前に肩と足首をストレッチするなんていうのもおすすめです。このときも他のことは考えず、ストレッチに集中してくださいね。どんなに試験が気になっても勉強のことは考えてはダメですよ。

続けるからこそルーティン

こういったルーティンを毎日継続して行ってください。緊張をほぐそうとしてその日だけストレッチしてみてもあまり効果はありません。それどころか、ストレッチ自体が普段やらない非日常的なことなので、かえって落ち着かなくなってしまうこともあるのです。
いつもと変わらない動作をすることで非日常な場面のなかに“いつもどおりの空間”を作り出すことこそがルーティンです。簡単なことから取り入れて、自分なりのルーティンを作ってみましょう!!