勉強法 名詞構文と無生物主語。これを読めばもう怖くない!

名詞構文と無生物主語。これを読めばもう怖くない!

今回は、受験生の皆様がつまずくであろう名詞構文と無生物主語について解説しました。

この記事をよめばもう怖くなんてありませんよ。

名詞構文とは

名詞構文とは、固すぎる言葉のように思えます。

動詞や形容詞が名詞の形になって文章の中に入り込んでいる、そんなフレーズとお思い下さい。

例文はいつでも簡単なのです。説明の言葉が難しいだけです。万国共通です。
名詞構文は語尾で判断できるものもあります。

【名詞に変える語尾一覧】

  • ance (perform「演じる」 → perform-ance「公演」)
  • cy (emergent「緊急の」 → emergen-cy「緊急」)
  • sion (decide「決定する」 → deci-sion「決定」)
  • ness (kind「優しい」 → kind-ness「親切」)
  • ment (agree「同意する」 → agree-ment「同意」)
  • ty (able「~できる」 → abili-ty「能力」)
  • -tion (acquire「探し求める」 → acquisition「獲得」)

これらを語尾に持つ名詞は動詞・形容詞から名詞に変わっている可能性があるので、ここでは重要語句になります。

 

1.動詞を名詞化する名詞構文
(主語+動詞)の名詞構文

His arrival encouraged us.(彼が到着したので私たちは勇気付けられました)

動詞arrive→名詞arrivalになります。

 

2.(主語+動詞+目的語)の名詞構文

We need his knowledge of new plans for this project.(このプロジェクトには、新しい計画についての彼の知識が必要です)

動詞know→名詞knowledgeになります。
ここで意訳をする必要が出てきます。しかし意訳をし過ぎませんように。

一番伝えたい言葉は「到着」と「知識」です。

名詞構文の特徴は重要な内容を名詞にしていることです。

 

3.形容詞を名詞化する名詞構文

She is a fluente speaker English.(She speaks English fluently.)(彼女は流暢に英語を話す)

fluente→ fluently

直訳と意訳のバランスにはわかりやすい基準がありません。ここで日本語力が必要になって来ます。
 

4.(動詞+名詞)の表現
(havemaketakegive+名詞)で「~をする」「~である」というような文章を作ります。

We had a party yesterday.(私たちは昨日パーティーをしました)
Can you take a messesge?(伝言をお願いできますか?)

無生物主語とは

名詞構文は、名詞ではないものを名詞に変えるものでした。
無生物主語は本来能動態の主語にならない名詞を主語にする文法です。

英語の文章では名詞が重視されるため、名詞を目立たせる表現が多くなります。
無生物主語の文章の和訳では目的語(動詞の対象を表す)が主語になるような文章を作るように意識すると、

自然な文章になります。

Only a glass of water(主語) made me satisfied.(述語)

Only a glass of water made me satisfied.(グラス一杯の水だけで私は満足しました)

つまり、

I(主語) was satisfied with only a glass of water.(述語)
「私はグラス一杯の水だけで満足しました」

ということです。

The nice weather allowed us to have a soccer game.

(天気が良かったのでサッカーの試合が出来た)

Because the weather was nice we were able to have a soccer game.

【無生物主語でよく使われる動詞一覧】

make cause allow let enable remind keep prevent

無生物主語に使われる語句は使役や<S+V+O+to不定詞>のように、今までに学習した内容です。

This street will take you to the zoo.(この道を行けば(あなたは)動物園に行けます)

「この道」が無生物主語ですね。

The song made me relax.(その曲を聴いてリラックスしました)

 

文法の理解だけではなく、作文力も同時に求められます。
直訳はなるべく避けて和訳や読解を行っていくことが大切なので基本文からしっかり練習していきましょう。