勉強法 英語長文がみるみる読めてくる!必殺の一冊【国公立大学二次試験向け】

英語長文がみるみる読めてくる!必殺の一冊【国公立大学二次試験向け】

英語長文がみるみる読めてくる!必殺の一冊【国公立大学二次試験向け】

一つ目:全文英訳する。

英語に慣れるためには英語と触れ合わねばなりません。ただし学校の勉強とは違い、大学受験においては本質的な読解力が必要とされます。その力を養う為に始めに、自分で全訳をします。この本の長所は、実際の難関国公立及び私立大学の英文から抜粋した短い英文が紹介されている為、一日見開き1ページこなすだけでもかなり力になるということです。
そこで、本文を訳す際に気をつけてほしいことは二つあります。一つ目は、

「本文を訳す際に下記に紹介されている言い回しや単語、熟語を絶対見ないようにすること。」
実際の試験ではそのようなハンデは有り得ませんから、必ず守るように。二つ目は、

「知らない単語があっても調べずに、意味を推測して読解を進めること。」

ほぼ100%といっていいほど試験問題では未知の単語や熟語と遭遇します。わからない単語が多すぎるという方は無理にこの参考書を進めず、単語の暗記に勤しんでください。

そして、訳した日本語は学校の先生に添削していただくことをお勧めします。その理由は、冊子に付随している日本語訳もあるのですが、普通の高校生が訳せるような日本語ではないため、実践で通用するとは到底考えられない為です。
しかし、一つ一つの英文の全訳をすることにより確実に長文読解力は蓄積されます。

二つ目:単語・熟語・文法・言い回しを覚える。

この勉強方法は駿台文庫が出版している「システム英単語」と同じ要領です。当時の私は、単語はまた別の単語帳で覚えるようにしていたので、英文で出会った未知の単語や熟語などはこの方法で覚えました。同じ単語は出てこないにしても、似たような言い回しや文法は頻繁に出てくるため、覚えておくことで力になります。更に、様々な大学の過去問から試験問題の英文の一部を抜き出したものがこの参考書に綴られているため、実際の大学の過去問を解き覚えなおすより分量が少なく、時間効率が良いです。

三つ目:最低3周する。

どんな学校の先生でも、たいていはこの言葉を口にするのではないでしょうか。なぜ三週なのか?私はかなり疑問を抱いていました。当時の私がこの参考書の二週目の学習を始めたとき、ノートに写すのではなく英文を目で追いながら学習していました。ところが、隙間なく学習した英文の訳が二週目には完璧といえるほどできなかったのです。私が読者様より低脳である可能性は大いにあるのですが、英語だけでなく他の教科もせっせと勉強していた私にとって定着するような記憶にはなっていなかったと考えられます。それでも、自分なりの和訳の回答も存在するのでこの目で追いながら訳をする勉強方法は以前より時間的にも効率のいい勉強方法だったと振り返ります。そこで再び覚え切れなかった単語や熟語の確認を行うこともできました。三週目は、一週目や二週目と比較して遥かに早く正確に読み解くことができたので自分なりに「仕上がった」と感じる事ができました。

さいごに。

この参考書は、難関国公立や私立大学の筆記試験対策であるために学校で習う最低限の単語や文法はある程度熟知した上で取り組むことをお勧めします。基礎なくして応用は有り得ませんし、時間の無駄です。しかし、真摯に向き合ってこの一冊を完璧に仕上げたとき、本当の読解力があなたには備わっているでしょう。