勉強法 楽しくリスニング能力がつく『リスニングの小箱10分間シリーズ』

楽しくリスニング能力がつく『リスニングの小箱10分間シリーズ』

楽しくリスニング能力がつく『リスニングの小箱10分間シリーズ』

CUBIC LISTENINGについて

楽しくリスニング力がつくCUBIC LISTENING(リスニングの小箱10分間)シリーズは、Intro (TOEIC 250-300), Level 1 (TOEIC 300-450), Level 2 (TOEIC 450-550), Level 3 (TOEIC 550-650)に分かれています。テキストは大体1冊千円くらいです。CD,解説は別売ですが、学生はウェブサイトで音声が聞けるようになっています。

重要単語が、最初に書かれています。そのあと、英語の文章を聞いてそれを段階ごとに理解していくようになっています。絵が描かれているのでわかりやすくなっています。第1問で、大体の内容を、第2問で、もう少し深い内容理解を、第3問は、多くは文章の一部の穴埋め問題となっています。テキストによってクロスワード問題があったり、地図上の場所を示す問題があったり、いろいろ工夫が凝らされています。

Intro について

Introは第1版になかったので見ていませんが、Level1から3まで全冊やりました。最初は解説がなくても十分絵から内容が推察でき、わかりやすいと思います。Introには ‘Aesop’s Fables’,’Work It Out’,’Out and About’の3冊があります。

Level 1のおすすめは’Headline News’

解説本を買うのがもったいなかったため、私が聞いて答えを製作し、息子たちにやらせました。1章を1回聞くごとに1問ずつ、全3問答えることになっていますが、それだとわかりにくく、書く暇もないので、5回くらい続けて聞かせて、わかる問題から答えを書かせました。

1冊ごとに場面設定が変わり、最も一般的で使えると思ったのが、Level1の2冊目’Headline News’でした。ラジオニュースの設定で、事件、事故、三面記事が語られます。Level 1 にはクロスワード問題などクイズ形式の問題が多い’Puzzule It Out’と、買い物をした商品の値段やホテルなどへの到着時刻を答えさせる’Check In, Check Out’の2冊があります。

一番のおすすめは’Surprise, Surprise’

このシリーズで一番面白かったのが、Level 2のこの’Surprise, Surprise’でした。エジプト人はなぜ化粧するようになったのか、歯ブラシの歴史、エスカレーターの歴史、傘の歴史など、「へえー」と思うような内容で、楽しみながら、リスニングができました。

Level 2 には、クリスマス・プレゼントにもらうものやパートタイム労働者の職などについての統計の ‘Closing the Culture Gap’は数字を聞き取るのが、Level 1よりレベルアップしていてなかなか難しいものでした。’Points of View’は「英語は幼稚園から始めるべきか」「塾は必要か」「化粧して学校へ行くべきか」などのトピックが取り上げられていて面白いと思いました。

Level 3 は余裕のある人に

Level 3 はTOEIC 550-650なので、高校生には少し難しいかもしれません。レポーターの話を聞きとる’Over to Our Reporter’,ビジネスの話の’Getting Down to Business’,信じられないような話について語る’Strange but True’です。余裕がある方は挑戦してみて下さい。

リスニングは楽しく

TOEICの教材などを聞いていてもあまり楽しくありません。聞いて「なるほど」と思ったり、「へー、そうなんだ」と感心したりする内容のものであれば、興味がわくのではないでしょうか。楽しくリスニングができるように願っています。