勉強法 志望校選びの決め手とは。

志望校選びの決め手とは。

志望校選びの決め手とは。

1. 自分のしたいことを考えよう

今、自分がしたいことをよく考えてみましょう。
将来やりたい仕事が決まっている人は、その仕事をするためには、どういう資格や技能がいるか調べましょう。その資格や技能を取得するためには、どのような大学に進学すればいいか調べてください。
色々なサイトで、職業について調べることができます。そこで、調べてみましょう。

13歳のハローワーク

また、何がしたいか決まっていない人も多いと思います。そのような人も先に上げたホームページを利用して、どのような職業があるのか、そのためには何をしなければならないのか調べてみましょう。そして、自分が興味を持ったことについて調べてみましょう。

2. 大学を調べよう

日本には、約780の大学があります。国公立大、私立大学など多くの選択肢があります。すべての大学を調べるわけにはいきませんので、インターネットで調べたり、各地で実施される合同の大学説明会に参加したりしましょう。

3.受験校を決めよう

さて、大学を調べ絞り込みができたら、最後に受験校を決めなければなりません。
では、何を決め手にして決めるといいのでしょう。
(1) 学費…国公立か私立か
まず、1番はここになるのでしょうか。国公立大の方が、学費は私立大学に比べ低く抑えられます。しかし、家を出て下宿するとなると、トータルでの費用が、通学圏の私立大学に通っていたほうが安くなる場合も出てきます。ここは、家庭でよく相談されることをお勧めします。

(2) 受験科目
国公立大ならば、基本的にセンター試験がありますので、5教科7科目の勉強をしなければなりません。私立大学ならば受験科目を絞って勉強することができます。
国公立大志望なら、併願校としての私立大学を決めていく必要もあります。
5教科7科目の学習がバランスよくできる場合は、第1志望を国公立大に、第2志望以下に私立大学を選んでいけばいいでしょう。

(3) 大学の設備
大学の設備や、学習支援、資格取得支援、就職支援などのサポート面も大学を決めるときのポイントになると思います。
大学の研究施設が充実しているか、運動場、学食などの設備が充実しているかなども大学生活を送る面で重要です。

(4) サポート面
学習支援、資格取得支援、就職支援がどうなっているかも重要です。大学在学中に資格を取ろうとしたとき、大学内で講座などがあるかも大切なポイントです。資格取得をしたいと思っても大学内でサポートがない場合、自分で別途専門学校などを利用し学習しなければならないときがあります。経済的にも負担になるので、取りたい資格があった場合、大学内でのサポートが有るか調べておく必要があるでしょう。
もう一つ重要なことは、就職支援です。経済が回復基調にあると言っても、まだまだ就職活動は厳しい物があります。就職の実績、就職サポートの内容も、事前に調べておきましょう。

(5) 大学の雰囲気
4年間(または6年間)自分の過ごす場所が大学です。その大学の雰囲気が自分に合っているかも重要な要素ではないでしょうか。私は、職業柄生徒に進路のアドバイスをするとき、この面を特に強調しています。
ただ、大学の雰囲気は直接大学に行って体験するしかありません。ですから、大学のオープンキャンパスには積極的に参加してください。高1から参加し何度か大学を見ることで、自分に向いているか向いていないか判断できると思います。
また、何度も参加することで受験へのモチベーションを上げることができます。
事実、私の教え子で合同説明会で大学の先生と話をし、興味を持ってその大学への進学を決めた生徒がいます。しかし、オープンキャンパスに参加しどうもその大学の雰囲気が自分に合っていないと感じ、別の大学を受験し進学した生徒がいます。
直接大学に行くことで、自分に向いているかいないか判断することができると思いますので、積極的にオープンキャンパスや学園祭などに参加しましょう。

(6) 学力
最後に、一番の決め手は自分の学力が志望する大学に届いているかどうかでしょう。
やはり、定期的に大手が実施する模試を受験し合格可能性の変化を確認してください。そして、模試ごとに帰ってきた答案と偏差値一覧などを見て自分の弱点を把握し、強化するようにしてください。
模試の反省が、最高の問題集となります。

4.まとめ

まだまだ、大学を決める際のポイントはあると思いますが、まずは、今上げた視点で志望校を検討してみてください。
志望校を決めることは、自分の勉強する科目、あと、偏差値の到達点を決めるために大切なことです。できるだけ早期に志望校を決めるようにしましょう。