自分と社会の
「ちょっと」先を考える

2018/11/09公開

「カノッサの屈辱」って何なの、何があったの、何がおきたの?

ローマ教皇の権威を象徴するよう事件として教科書に書かれているよね。

ローマ教皇グレゴリウス7世と神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世という人がいたのだけど、

この二人が大喧嘩して、ハインリヒ4世が屈辱的な謝罪をした事件だよ。

 

 

■当初は教会の叙任権をめぐる争い

二人は誰が教会の聖職者を任命するかでトラブったんだ。

ハインリヒ4世は、自分の言うことをなんでも聞くイエスマンの聖職者を次々と教会の重職に任命した。

そうすれば教会を自分の思うままにコントロールできて、とってもハッピーだね。

そうしたらグレゴリウス7世はガチギレしちゃって、ハインリヒ4世を破門すると言い出したんだ。

破門というのは、キリスト教徒じゃなくなることで、キリスト教徒からしたら最悪のことなんだ。

皇帝の地位も当然のように失ってしまう。

 

 

■謝罪するハインリヒ4世

これにはハインリヒ4世もびっくり仰天で、グレゴリウス7世の滞在していた城に出向いて謝ろうとしたんだ。

だけど、城門は閉じたままで会ってくれる気配すらない。

ハインリヒ4世は雪の降る中、3日間も裸足で、食事も摂らず会ってくれるのを待つしかなかったんだ。

結局、喧嘩の仲裁に入ってくれた人のおかげで、ようやく謝罪できて、破門を免れた。

皇帝とも思えぬ恥ずかしい姿を晒すことになったから、「カノッサの屈辱」という名前がついている。

尚、カノッサというのは地名だよ。1077年の事件だよ。

また、誰が聖職者を任命するかを決める喧嘩を「叙任権闘争」と呼ぶよ。

 

■ポイント

まずは、二人の名前と「カノッサの屈辱」を覚えよう。

大抵の場合はこれでオッケー。

ただ、細かいことを聞いてくるテストがあるかもしれない。

ちょっと面倒だけど覚えよう。


覚える用語は、「叙任権闘争」という言葉。

ただし穴埋めになっている場合は、「叙任権をめぐって」などと書いてね。

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