2018/11/09公開

源氏物語とは?紫式部によって書かれた長編小説|古文勉強法

こんにちは。塾講師めるです。
今回は「『源氏物語』ってどんな話?」という質問に答えていきます!

1)源氏物語とは?

あらすじの前に,文学史の知識として源氏物語の概要をおさえましょう。

源氏物語とは,平安時代中期に紫式部によって書かれた長編小説です。
全54巻から成る壮大なスケールの物語で,
それぞれの巻に『桐壺』『明石』などの名前が付けられていることが特徴です。

主人公は「光源氏」と呼ばれる貴族男性です。
天皇の子として生まれ,美貌と才能に恵まれた人物として描かれています。
非の打ち所のない「完璧イケメン」だったんですね。

源氏物語は,光源氏の人生と彼を取り巻く女性たちとの恋愛模様,
さらには彼の子孫たちの人生という70年余りの出来事を描いた物語です。
恋愛だけでなく,政治の駆け引きなどもしっかり描かれていることから,
文学作品としてとても高い評価を受けています。

源氏物語のうち,光源氏が実際に登場するのは第40巻の『幻』までです。
最後の10巻である第45巻『橋姫』~最終巻『夢浮橋』では,
光源氏の息子である薫と夕霧の物語が描かれています。
宇治を舞台としていることから,これらはまとめて「宇治十帖」と呼ばれています。

2)源氏物語のあらすじは?

では,源氏物語の大まかなあらすじを見ていきましょう。

天皇である桐壺帝は,桐壺更衣という女性をたいそう深く愛していました。
二人の間には光り輝くように美しい皇子が生まれますが,
他の妃からのいじめもあり,病気がちだった桐壺更衣はまもなく亡くなります。

帝のもとで育てられた皇子はやがて成人し,臣下に降って源氏を名乗ります。
この皇子こそが,物語の主人公となる光源氏です。

桐壺帝は亡くなった桐壺更衣によく似た藤壺更衣という女性を妻にしますが,
光源氏はこの藤壺更衣に密かに恋をするようになります。

その美貌と才能から数々の女性に愛され,順調に出世を重ねる光源氏ですが,
彼は理想の女性として藤壺更衣の面影をさまざまな女性に求めていきます…。

源氏物語には桐壺更衣や藤壺更衣だけではなく,
紫の上六条御息所明石の君などの多くの女性たちが登場し,
それぞれの女性たちと光源氏との恋愛が描かれています。

3)まとめ

いかがでしたか?今回のポイントは以下の通りです。

源氏物語紫式部によって平安時代中期に書かれた小説,全54巻
     →光源氏の生涯と恋愛を中心に70年余りの出来事を描いた長編

源氏物語は古文としての難易度が高く,大学入試に出題される頻度の高い作品です。
ですから,大まかなあらすじを知っておくことで,話の流れがグッとつかみやすくなります!

もっと詳しい内容が知りたい!という方は,
漫画『あさきゆめみし』(著:大和和紀,講談社コミックスmini)がオススメです。
現代語訳もいろいろな種類が出ているので,
興味のある方は,勉強の合間にぜひ読み比べてみてください!

 

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