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2018/11/09公開

冷戦でモンロー主義決別!トルーマンドクトリン|政治経済勉強法

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ギリシャとトルコの防衛を宣言

 第二次世界大戦後、ギリシャでは自由主義と共産主義とのどちらを取るか、すなわち、西側と東側のどちらに属するかを巡っての内戦が行われていました。これはいわばイギリスとソビエト連邦の戦争でした。ところが、イギリスにはこれを支えるだけの力がもうありませんでした。

 そこで、アメリカが共産主義の拡大を防ぐことを目的として、ギリシャ内戦への介入をイギリスから引き継ぎます。同時に、トルーマン大統領は1947年に、共産主義を封じ込めることを目的として、ギリシャとトルコを西側陣営に確実に取り込むということを宣言したのでした。

 

意義:モンロー主義への決別、イギリスからアメリカへの覇権の交代

 なぜこの宣言が大事なのでしょうか?意義は2つです。1つは、アメリカを国際政治の外に置こうとしたモンロー主義への決別です。アメリカの外交政策は基本的には孤立主義で、そのために国際連盟にも参加しなかったほどです。しかしここでついに方針を転換し、戦時以外にも国際政治に積極的に関与していくことを明らかにしたのでした。

 もう1つは、覇権の交代です。第一次世界大戦までの時代は、イギリスが多数の植民地を抱えて世界に覇を唱えるパックス・ブリタニカ(イギリスの平和)の時代でした。しかし2度の大戦を経て、イギリスは植民地も手放し既に経済力もありません。逆に台頭したのはアメリカでした。そのアメリカが、今後の国際政治の運営を担っていくことを宣言したのです。時代は、パックス・アメリカーナ(アメリカの平和)へと転換したのです。世界の覇者が、イギリスからアメリカへと変わったということですね。

 

 

【シリーズ冷戦】については、以下からもどうぞ!

【シリーズ冷戦】 (1)ヤルタ会談

【シリーズ冷戦】 (2)ドイツ分割

【シリーズ冷戦】 (3)トルーマン・ドクトリン

【シリーズ冷戦】 (4)マーシャル・プラン

【シリーズ冷戦】 (5)コメコン

【シリーズ冷戦】 (6)ワルシャワ条約機構

【シリーズ冷戦】 (7)NATO

【シリーズ冷戦】 (8)鉄のカーテン演説

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