勉強法 人口爆発ってなに?人口が急激に増加するって?|政治経済勉強法

人口爆発ってなに?人口が急激に増加するって?|政治経済勉強法

こんにちは。今回は、ずっとニュースや新聞等で取り上げられている「人口爆発」について取り上げていきたいと思います。確かに、「人口爆発」という言葉はもはや知っておかなければいけないwordの一つではないかと思います。センター試験等でも当たり前のように出てくる用語なので是非とも押さえておく必要があります。 人口爆発とは??

 

人口爆発って何??

まず、人口爆発という言葉自体の理解を深めましょう。「人口爆発」とは分かりやすく言うと、人口がものすごく急激に増加することを指して言う言葉です。人口がとどまるところを知らず増加するさまを、爆弾が爆発するさまに例えてこう呼ばれています。正確な定義が有るわけではありませんが、100年で人口が2倍以上になれば十分に人口爆発と言えます。ヨーロッパでは産業革命以降、人口が 200年で5倍、アメリカは200年で10倍に増えています。 日本も江戸時代の 300年間は3000万人前後で安定していたのですが、開国後100年で4倍に増えています。現在人口爆発の状態になっている国は、発展途上国と呼ばれる国がほとんどです。インド、ソマリア、エチオピア、東南アジア諸国などの貧しい国が多いのも特徴です。1950年に25億しかなかった人口が、今やその3倍弱にまで増加しているのが現状です。 

 

人口爆発の問題点 何が良くないの??

一様に「人口爆発」と言いますが、一体地球上の人口が急激に増えることがなぜ悪いのでしょう??それを説明していきたいと思います。

まず、ある一国の人口が増え続けると。それに付随して経済は発展していきます。人口が増加すれば、より多くの食料や資源、エネルギーがより必要になります。加えて、「経済成長」によって人口増加を上回るペースでこれらの需要はどんどん拡大すると見込まれます。わかりやすく言うと、食べ物や石油などのエネルギーなどの消費量が爆発的に増加します。また、エネルギーの消費量が増えることによって、環境問題のリスクも増加します。近年は、中国が急速に経済成長したことで、世界経済のあらゆる分野で影響力を発揮している。石油では既に米国に次ぐ世界第2位の輸入国であり、大豆の輸入量だけでも日本が輸入する全ての農作物の量を上回るほど、中国は膨大に消費しています。

また、他の懸念として、貧困問題とも大きく関係があります。地球上で自然に存在する水の量は一定であり、環境破壊などがネックになって耕地面積はこの数十年ほとんど増えていない。要は、地球上にある、水の量、食べ物の量には限りがあるのです。それらに限りがあるのに、人口がどんどん増えてしまうと、当然、水が飲めない、食べ物が十分に無い人は、新興国や途上国を中心に出てくるのは目に見えています。よって、先進国と途上国の格差が今以上に進むと言えるでしょう。また、食べ物や水を巡って争いも起きてしまうかもしれません。

 

確認問題

人口爆発に関する次の記述の中で正しいものを選べ。

1、人口爆発は、発展途上国だけでなく、先進国でも起こっていて、地球全体の問題である。

2、人口爆発により、石油などのエネルギーなどの消費量が爆発的に増加する。それに伴いエネルギーの消費量が増えることによって、環境問題のリスクも増加する。

3、人口爆発によって、人口は増えるが、地球上に水も食料も十分にあるので、そこまでの問題ではない。

4、人口爆発によって、様々なモノが消費され、世界経済全体が好景気になるので、人口爆発は歓迎すべきだ。

 

答え 2

1、先進国では、人口爆発は起こっていません。むしろ少子高齢化で人口が減少しています。

3、水も食べ物も今のところは限りがあります。

4、確かに景気が良くなる面もあるかもしれないが、歓迎すべきではない問題である。