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2018/11/08公開

文系担当講師必見!授業中に生徒が寝るのは授業のせい!生徒の記憶に残る授業とは

【現代文】~筆者の考えをいかに確実に把握できるかが鍵~

国語、特に現代文は受験生が点数を上げるのに苦労する教科のひとつです。
その原因は、「どうせ日本語だから勉強しなくてもある程度なら理解できるだろう」という考えがどうしても受験生から離れないからです。これは特に国語が得意と公言している生徒に多く、一度この考えを持ってしまうと受験勉強がピークになるにつれて現代文に割く時間が少なくなり、試験本番で失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。もう一つ、現代文の点数が上がりにくい生徒に共通しているのは、単純に「解き方がわからない」と思っている点です。数学のように公式もなく、歴史のように事象を覚えればいいわけでもない現代文は生徒にとっては毎度変わる問題文に対してどのようにアプローチして解いていけばわからないのです。
しかし現代文、特に入試の際に題材として使われる文章は実は構造が似ていることが多いのです。特に、小説や詩ではない、論説文や評論文などの説明的文章においては基本的に筆者の考えを読者に納得させることが目的なので、作者の考えをまずは把握させることが大事です。だからといっていきなり試験に出るような長文をひたすら解かせて「筆者の考えを読み取れ」と言われても生徒からすれば抵抗があります。なのでまずは訓練として短い文章をいくつか読ませて、その文章に隠されている筆者の考えを読み取る練習をさせてみましょう。現代文が苦手な生徒はとにかく長い文章を読むのが苦痛です。できるだけ平易で短い文章(長文の一部を抜粋したものでもいいです)を使って、生徒に筆者の考えを読み取らせる癖をつけましょう。

【英語】~少しくらい大げさに、はきはきと話す~

英語は受験勉強において最も欠かせない科目のひとつです。しかし同時に最も「得意」「不得意」が分かれてしまう科目のひとつでもあります。
英語が苦手な生徒にとって英文は未知の領域ともいえるでしょう。しかし、某予備校の講師も言っていましたが、「英語だって言葉」なんです。上の現代文の箇所でも書きましたが、大事なのは筆者の考えを読み解くことであり、それさえできてしまえばむしろ文章読解は現代文よりはるかに簡単です。しかし、殊受験勉強においては単語を暗記することが重要視されてしまい、「英語は暗記」と捉えられてしまいがちです。それでは知らない単語が出てきた際にお手上げでしょう。
英文は最初の数行で筆者の考えが書かれているパターンが非常に多いです。そのことをまずは生徒に教え、ここでも現代文と同じように様々な文の頭の数行を読ませて筆者が何をその文の中で伝えたいか読み取る練習をさせてみましょう。
もう一つ、これは英語に限った話ではないのですが、特に英語の授業においてはできるだけ「話し方」に気を使ってください。英語の発音の話ではありませんよ。日本語を話す時の話です。もともと英語自体抑揚が多く、感情が出やすい言語です。なので思い切って日本語も少し大げさなくらいはきはきと話してみてください。淡々と抑揚なく授業を進めてしまうと、英語が苦手な生徒はただでさえ訳のわからない言語に加えて淡々と進んでいく授業が心地よい子守唄になってどんどん睡魔との戦いに敗れていきます。もちろん先生が英語の発音を恥ずかしがるようでは論外です。アクセント問題対策にもなるのでこちらも少し大げさなくらいはっきりと発音しましょう。「あの英語の先生の話し方、ちょっと変わってる」、そのくらい言われるようになればもうこっちのものです。

【歴史】~ただの暗記科目、なんてことはないのです~

最後は生徒が寝てしまう率が高い「歴史」の授業についてです。
「歴史は暗記」と思っている先生、意外と多いのではないでしょうか。もちろん問題を解くにあたって年号や事象の名前を暗記しておけばそれに越したことはないでしょう。しかし歴史の問題は何も一問一答のように○○年にどんな出来事があったでしょうか、という問題ばかりではありません。歴史には必ず「人」が絡みます。ある出来事に対して「どんな人が」「どのような関わり方をしたか」、これが一番大事なのです。歴史の授業で人気のある先生はまず間違いなく、この「エピソード」を教えるのがうまい先生です。時には小噺なんかを加えながらその出来事について語ってみてください。受験期間にそんな悠長なことしていられるか、という先生、そんな時こそこの手法が活きてくるのです。他の科目の勉強で疲れてしまった頭にちょっとテイストを変えた歴史の授業を挟めばその授業はより生徒の頭に残りやすくなります。そういった意味では歴史の授業が最も面白くしやすい科目とも言えます。
淡々と事実を伝えるのではなく、ぜひ自分なりの「歴史語り」をしてください。
ちなみに年代の暗記は、もうやっている先生も多いかと思いますが、歌にすると生徒が覚えるのが早くなりますよ。(ちなみに筆者が大学受験の際は、歴代首相の名前をジブリの名作「となりのトトロ」の「さんぽ」に合わせて覚えていました)

最後に

いかがでしたでしょうか。
生徒が寝ない授業というのはそれすなわち「生徒の記憶に残る授業」ということができます。では、記憶に残る授業とそうでない授業の差はどこで出るのかというと、それは「授業のやり方」です。授業の中身は実のところそこまで差が出るポイントではありません。シビアな話に聞こえますが、「話が面白い先生」の授業はそれだけで記憶に残りやすいものなのです。ただ、先生だって千差万別、いろいろなタイプの先生がいるわけで、全ての先生に面白い話をしろ、というわけではありません。ここで言いたかったのは、自分の授業の中でほかとは違う「オリジナル」の部分を一つでも入れて欲しいということです。人の脳は短調さに弱いものです。ぜひこの記事が自分の授業の「オリジナル」を探す際の手助けになればと願っています。

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