「はいそこ授業中に寝るなー。」
「内職してないでノート取れよー。」
「時計ばかり見てたって、成績は上がらないぞ。」
ほとんどの先生が言ったことあるだろうこれらのセリフ。
「生徒が不真面目だから授業を真剣に受けないんだ。」
こう思ってしまいがちですよね。
でも考えてみてください。
生徒はすべてのことに対して不真面目ですか?
授業は全く聞かないのに部活動は一生懸命やる生徒。
自分の好きなジャンルの話になると熱心に語る生徒。
人間なら誰しも「本気」でやるものを持っているはずです。
上記で例に出した生徒ってよくいますよね。
部活動ではレギュラーで大活躍!
しかし授業中はずっと爆睡。
授業の場面だけを見ていたらダメダメな生徒かもしれませんが。
では、なぜ授業を「本気」で受けないのでしょうか。
部活動は真面目に活動するのに授業中は爆睡。
では、生徒にとって部活動と授業の違いってなんでしょうか。
そうです、「楽しいか楽しくないか」
たったそれだけです。
授業も部活動と同じくらい楽しい時間であれば、授業で爆睡する生徒なんていません。
生徒がダメなのではなく、先生であるあなたの「授業」がダメなのです。
子どもの学力が上がらないのは楽しくない授業をしてる先生の責任です。
授業が先生の自己満足になっていることが多くあります。
自分に酔って自らが主役の講演会をやっているとでも思ってるんでしょうか。
そんな自己満足の授業を生徒が面白く感じると思いますか?
自己満足の「知識」をおしゃべりする場になっていませんか?
知識がいくらあったって、しゃべりが面白くなければそれはただの「自己満足授業」ではないでしょうか。
逆に、伝える内容が薄くても話が面白ければ生徒は食いついて授業を聞くでしょう。
教師にとって知識はもちろん大事なものです。必要です。
しかし、知識を持っているだけでは面白い授業はできません。
まずは意識を変えましょう。
「授業の主役は先生ではなく生徒」
学校や集団指導塾であれば、目の前にいる数十人の生徒全員がそれぞれ主役です。
個別指導塾であれば、横に座っている生徒一人が主役です。
一方的に先生が話す授業。
最も一般的な授業形式ですよね。
実はこの方針が「面白い授業」をするために一番難しいのです。
もしあなたがお笑い芸人ほど面白い話ができれば別です。
そもそもそんな授業ができていたら悩まないでしょう。
では、どうしたらいいのか。
生徒が主役=生徒に話をさせる
ことです。
生徒主体で授業を進めるのです。
少々辛口な記事を作成しましたが、先生に恨みがあるわけでは決してありません。
生徒に勉強しろと言っているのであれば、先生ももっと面白い授業をするために勉強しませんか?
授業以外にもやるべき業務が多い現在の教育現場ですが、先生自身が仕事を、そして授業を楽しんでください。
きっと先生が楽しく仕事をしていたら、生徒にもその楽しさは伝わりますから。
常に「目の前にいる生徒」のことを全力で考えてあげてください。
きっとその気持ちは伝わりますから。