時制で英文法を理解!不定詞と動名詞の違いも?|英語勉強法

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こんにちは! 困ったときのかたがわさんです!

今回は「不定詞」と「動名詞」の違いについて、英文法のキモである時制の観点から説明をします

「訳せって言われれば訳せるけど…」から先に進む、レベルアップのためのテキストです。

なので、レベル分けをしたら「中級者向け」でしょうか。

中学英語までの文法が分かっている上で、早慶上理ICUを目指すレベルにはわかっていて欲しい、使い分けの話です。

1.なんで時制で考えるの?

他の全ての文法事項にも通じますが、英語が分からなくなる大きな原因のうち、一つは「時制がこんがらがること」です。

言い方を少し変えると、英語の文を日本語の文として読もうとしてしまうことです。

その時に、英語と日本語の違いとしてあらわれやすいものが「時制」です。

特に受験英語の時制は、ものすご~く細かいんです。

イメージとしては「全部ちゃんと言わないと、相手は分からない」「相手は空気を読まない」前提で文を作ります。

なので、日本語だと「そんなこと言わなくてもわかってる」ことだって、ちゃんと言い換えてあげないといけません。

中学校で英語を習った時の不定詞と動名詞の関係を思い出して下さい。

「意味は ~することで、同じだよ。書き換えもできるよ」

「不定詞の方が使い方が多いよ(~するため等ありますよね)」

こんな、それなら全部不定詞でいいじゃん!と思うような事も「英語らしい時制」で見ると、実は大きく違うのです。

では、まずは不定詞の時制から見ていきましょう!

2.不定詞の時制

不定詞の最大の特徴は「本文からみて、まだ行われていない未来の話」をしていることです。

例文で見ていきましょう。

I want to be a doctor. (私は医者になりたい)

医者に 「なりたい」 なので、まだ医者ではありませんよね。 今は違うよ、という意味も含めた「まだ行われていない未来の話」です。

直訳すると「私は 医者 になること を欲する」ですね。

不定詞 to be が ~になること という未来を表しています。 

本文の時制は現在(なりたいのは今)ですが、医者になるのは未来(まだなってない)です。

 

あくまでも、文法の日本語訳というのは「同じような事を言うために日本語を割り当てただけ」というの話です。

To ~ 不定詞詞にたくさんの用法があり、それぞれ「~すること」、「~するための…」「~するために…」等と言う日本語訳があてられるのも、

「まだ行われていない未来の話」をしているからですね。

 

3.動名詞の時制

動名詞、またの名を現在分詞の最大の特徴は「本文からみて過去と現在の話ということです。

パッと見、なんのことかと思うでしょうが、例文を見て考えていきましょう。

Reading books is my hobby. (読書は私の趣味だ)

直訳をすると「本を読むこと は 私の趣味 である」となりますね。

「私の趣味だ、と言っている今」からみたら、趣味だと言っているんだから、昔にも読んだことがあるはずですよね。

なので、英語では、こういった場合に動名詞 Reading を当てて、「前からも本を読んでるし、これからも読む」という現在形の話にしているんです。

……あれ?と思った学生さん。 すごくセンスがあります。

そうなんです。中学英語で、同じ意味になるように書き換えなさいと言われたら、↓のようになりますよね。

To read books is my hobby.

Reading books is my hobby.

これで文法の書き換えだけで言えばセンター試験でも正解です。

ただ、「長文読解」「他の文法の学習」大きなマイナスを作ってしまうのです。

では、何が違うのか。 前置きをここまでにして、本題に入りますね。

4.「不定詞」と「動名詞」を比べてみる

不定詞「未来」の話で、

動名詞「過去と現在」の話

これまでの内容で前置きをしてきました。

ここから、具体的に例文を使って、不定詞と動名詞の違い、「長文読解」「英作文」に生きる英語の話に入ります。

正確な英文法として、先ほどの「本を読むことは私の趣味です」を英語にしていきます。

Reading books is my hobby.

(本を読んだことがあるから)本を読むことは 私の趣味 である。 (し、これからも続ける)

To read books is my hobby.

(読んだことは無いけど、はじめて)本を読むことは 私の趣味 である。(から、機会があったら読もうと思う)

不定詞と動名詞に込められた、文法上の意味をカッコ付けで付け足してみました。 どう思いますか?

Reading ~は、動名詞なので、過去に経験のあることです。もしくは、現在やっていることです。

やったことがあるものが「私の趣味だよ」というのは自然ですよね。

To read ~で始まる、不定詞はどうでしょうか。 かっこの中も加味すると、なんだか変な日本語になりませんか?

「やったことが無いものが趣味」というのも、おかしな話です。

文法としてはどちらでも間違いではないのですが、本来的な意味を考えると同じ意味とは言いづらいですよね。

動名詞 ~ingは、あくまでも現在形と同じ。

不定詞 to ~ は、未来の話。

こう区別をつけていくと、例えば「動名詞は前置詞の目的語になれる、不定詞はなれない」という文法事項も、次のように分解できます

動名詞は現在なのでモノがあり、不定詞は未来だから(まだ)モノは無い」

「そもそも前置詞はモノとモノの相互関係を示す」

 → 今は無いモノとの相互関係は作れない(だって話している段階では無いんだから)ので、不定詞は前置詞の目的語になれない!

ね。ちゃんと理由があるでしょ。

本文の時制の段階で、そのモノがあるのか、ないのか、それをしっかりと意識できれば「動名詞マスター」「不定詞マスター」へ近づけますよ!

5.まとめと練習

「本文から見て」不定詞は未来動名詞は過去から現在。 あくまでも「本文から見て」です。

(これが難しければ、動名詞不定詞の前にそもそもの「時制」をたくさん練習しましょう)

見極めと使い方の練習として、よくある例文を3つ上げていきます。

「なんで動名詞で表現しているのか」「なんで不定詞で表現しているのか」

考えながら見ていってくださいね。

 

例1

He stopped to smoke.

(彼は タバコをすうために 立ち止まった)

To smoke、不定詞なので、Heがstoppedした時点では「まだタバコを吸っていません」

なので、これを「タバコを吸うことを止めた」と訳してしまうと「吸っていないタバコを吸うのを止める」事になります。

例2

He stopped smoking.

(彼は タバコをすうのを 止めた)

smoking、動名詞なので、まさに今まで吸っていたタバコをstopしました

あくまでも「stoppedする前がどうなっていたのか」を表すのが不定詞・動名詞の時制です

例3

To read books makes your life richer.

(本を読むことは、あなたの生活をより豊かにする)

不定詞ですが、間違いではありません。 表している意味合いが変わります。

不定詞で始まる場合には「格言」のような意味合いが込められます。

(まだ本を読んでいない人が、これからでも)本を読むことは、あなたの(将来の)生活をより豊かにする。(から、読んだほうが良い)

完全に意訳すると「読書を初めて豊かな生活を手に入れよう!」となります。夢のある「未来」の話、ですよね。

最後に

不定詞と動名詞の違いを理解するためにも、あくまでも英文法のほとんどは「時制」を理解することから始まります。

「今話しているのが過去・現在・未来のどれか」「その話しているところから見て、過去・現在・未来のどれか」

英語は「自分視点」の言葉です。

「どのタイミングで」「どこに向けて」話をしているのか、しっかりと掴んであげる練習を続けてくださいね。

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