someとanyは意味的によく似ていて「いくらか、いくつか」の意味のほか、「だれか、なにか」などの意味も表します。みんなも知っていると思うけど、一般的にsome⇒肯定文、any⇒否定文・疑問文と言われています。が、実際にはsomeとanyはこの原則があてはまらない場合が数多くあることも確かです。ここでは、そんな不規則なことにも触れながら話していくね。
肯定文では一般にsomeが多く用いられますが、譲歩の意味を含むときにはanyも用いられる。
簡単に言うと、「~でも」って譲歩の意味合いがあれば肯定文+any
We showed her some of our samples. (私たちは見本のいくつかを彼女に示した)
See you again some day. (いつかまたお会いしましょう)
He lives somewhere in Tokyo. (彼は東京のどこかに住んでいる)
There are any number of books.(本ならいくらでもある)
You may come (at) any time you like.(いつでも好きな時に来てよろしい)
一般に否定文ではanyがよく用いられますが、someを用いる場合もあります。
簡単に言うと、少しでもある場合には否定文+some、全くない場合には否定文+any
Some students do not study seriously.(真面目に勉強しない生徒もいる)
I don’t know any of these people. (私はこの人たちのだれも知らない)
We cannot get such a good medicine anywhere.(こんな良薬はどこからも得られない)
疑問文では一般にanyが用いられます。
ただし、絶対にその答えが返ってくると分かるとき、勧めたり依頼したときは疑問文+some
Aren’t there some snacks in your pocket?(あなたのポケットにはお菓子が入っているでしょう)
Will you have some cake?(=Please have some cake.)(ケーキはいかがですか)
Are there any vice presidents in your company?(あなたの会社には、副社長が何人かいますか)
Is there any water in the drink bottle?(水筒には水が入っていますか)
Do you have any time available?(=is there any time convenient for you?)(ご都合のよい時間がありますか)
意味合いに注意しながら、少しずつ覚えていきましょう!