勉強法 動名詞の受動態の形を整理!基本的な文構造を正確におさえていこう!

動名詞の受動態の形を整理!基本的な文構造を正確におさえていこう!

動名詞の受動態の形は、その文構造がちょっとややこしいです。

まずは動名詞の受動態を使った形を正確におさえることが大事です。

最初は短い文から、その文構造を確認していきましょう!

ここではそんな動名詞の受動態について説明していきます。

例文をもとにおさえていきましょう!

 

 

動名詞の受動態の形

受動態は、「be動詞 + 過去分詞」で示されます。

では、動名詞の受動態の形はどうなるでしょうか。

これは、動名詞の性質と受動態の性質が合わさって示されます

動名詞は動詞のing形で示されますが、この性質を受動態のbe動詞に合わせます。

すると、

being + 過去分詞」という形になります!

そして「~されること」という意味になります。

動名詞の受動態の形はこのように「being + 過去分詞」となることを、まずはおさえておきましょう。

それでは例文です。

 

I’m afraid of being laughed at by him.

(私は彼に笑われることを恐れている。)

 

まず受動態の部分を考えてみましょう。

be laughed at by him で、「彼から笑われる」という受動態の形になります。

laughed at は、一つのまとまりとして覚えておくといいでしょう。

「笑われる」という意味です。

さらにその後に by him があるため、「彼によって」となります。

このようにして、be laughed at by him で、「彼によって(彼から)笑われる」という意味になります。

訳としては「彼に笑われる」などとするとより違和感がなくなります。

これはれっきとした受動態の形です。

 

さて、これを動名詞を使って示してみましょう。

もう一度例文です。

I’m afraid of being laughed at by him.

(私は彼に笑われることを恐れている。)

 

これは、be laughed at by him(彼に笑われる)という受動態の形の、be の部分を being にすることで、動名詞としています。

 

また、be afraid of ~~を恐れている)の、of という前置詞の後には基本的に名詞が登場します。

ここに動詞の意味を持ってきたいときは、動名詞にします。

 

さらに、受動態の意味にしたいときは、「being + 過去分詞」という動名詞の受動態の形にします。これを of という前置詞の後に加えます。

I’m afraid of being laughed at by him.

(私は彼に笑われることを恐れている。)

という動名詞の受動態を使った文は、こうした手順でできた文です。

 

be afraid of ~ の、「~」の部分に動名詞の受動態の形である、being laughed at by him が入ることで、「彼に笑われることを恐れている」という意味になります。

 

このように動名詞の受動態は、「being + 過去分詞」という形で示されます!

最初は、動名詞の受動態の形を見て迷うかもしれません。

ただ、基本的な文構造を見てみると、動名詞の特徴と受動態の特徴が合わさっていることが読み取れます。

動名詞の受動態を勉強するときには、動名詞の文構造と受動態の文構造がどうなっているかをきちんと確認してみましょう!

 

 

まとめと例文

以上、動名詞の受動態について説明していきました。

まずは動名詞の部分と受動態の部分を読み取り、両者が合わさっていることを確認してみてください。

この動名詞の受動態は、いくつかの例文から慣れていきましょう。

最初は短い英文でいいので、その英文から、動名詞の文構造と受動態の文構造がどうなっているのかを把握することが大事です。

以下に例文を出しますので、動名詞と受動態の部分に着目しつつ、訳してみてください。

 

 

以下の英文を訳してみましょう。

(1)  I’m afraid of being scolded by my mother.

(2)  I don’t like being scolded by my mother.

 

<訳>

(1)  私は母に叱られることを恐れている。

(2)  私は母に叱られることが好きではない。

 

<補足説明>

以上、シンプルな英文ですが、まずは基本をおさえていきましょう。

最初に(1)についてですが、be afraid of ~(~を恐れている)の表現を使用しています。そして be afraid of ~ の「~」の部分に、being という動名詞が登場します。さらに、その動名詞は「being + 過去分詞」の形です。scolded という、scold(叱る)という動詞の過去分詞が登場し、さらに by my mother(母によって)と続いています。

つまり、being scolded by my mother というのは、「母に叱られる」という受動態の意味を、動名詞を使用して示したもので、「母に叱られること」という意味です。

ここに、I’m afraid of を合わせ、

I’m afraid of being scolded by my mother.

で、「私は母に叱られることを恐れている。」となります。

次に(2)についてです。これも同じように、being scolded by my mother で、「母に叱られること」となります。動名詞の受動態の形になっていますね。

ここに、I don’t like を合わせ、

I don’t like being scolded by my mother.

で。「私は母に叱られることが好きではない。」となります。

 

このように、動名詞の部分と受動態の部分の基本を正確に把握しておきましょう!