2018/11/09公開

部分否定と完全否定の違いとは?丁寧に説明!|英語勉強法

英語で否定の勉強をするとき、部分否定完全否定という言葉にぶつかると思います。

これについては、最初はとっかかりにくい印象を受けるかと思います。

ですので、まずはこの部分否定と完全否定について、両者の違いのイメージを持ってみましょう!

以下、例文をふまえて整理していきます。

 

 

部分否定と完全否定の違いとは

まず、部分否定と完全否定の違いについて、イメージを持ってみましょう。

以下、例文です。

 

I don’t always study English.

(私はいつも英語を勉強しているとは限らない。)

 

これは、don’t always という部分がポイントです。

ここでは、not always という表現が使われています。

この not always というのは、「いつも~とは限らない」という意味で、部分否定です。

 

部分否定というのは、「全く~ない」というように完全否定するものではなく、「~とは限らない」といったニュアンスがあります。

上記の例文でも、英語を勉強しないとまでは言っていませんが、いつも英語を勉強しているわけではない、ということを言っています。

このような表現を部分否定といいます。

 

逆に、「全く~ない」のような意味になるものは、何かを完全に否定しているため、完全否定となります。

例えば、

I never speak English.

(私は決して英語を話しません。)

のような場合です。

これは完全否定の文です。

 

これは、「決して~ない」という意味の never が使われています。

このような意味になると、「全く話すことはない」ということで、話すということを完全に否定しています。

このような形が完全否定です。

 

以上のように、部分否定と完全否定は意味合いが異なるということをまずはおさえておいてください。

「決して~ない」とか、「全く~ない」というのは、あることについて完全否定をしています。

それに対し、「いつも~というわけではない」などは、完全否定ではなく、「~とは限らない」、「~というわけではない」ということで部分的に否定しています。

 

このような部分否定と完全否定の違いをまずはイメージしてみましょう。

以下、さらに詳しく見ていきますが、部分否定と完全否定の違いを意識しつつ、考えてみましょう。

 

 

部分否定の訳し方の注意点

上記で見た not always に関連して、not necessarily という表現を見てみましょう。

not necessarily というのは、「必ずしも~というわけではない」という意味になります。

これは、「全く~ない」などのような完全否定の形ではなく、部分的な否定になっています。

つまり、部分否定の表現です。

例えば、

I don’t necessarily study English.

なら、

「私は必ずしも英語を勉強するわけではない。」

となります。

先ほどの例文の、

I don’t always study English.

(私はいつも英語を勉強しているとは限らない。)

で使われた not always(いつも~とは限らない)と意味が似ています。

 

さて、この not alwaysnot necessarily は、注意が必要です。

というのも、慣れないうちにこれらの言葉を見ると、部分否定とは違った訳をしてしまいがちになるからです。

not always なら、「いつも」という意味の alwaysnot で否定しているため、「いつも」というのを not で完全に否定しているような印象を受けがちです。

 

not always というのは、「いつも」という always を否定してはいますが、これは、「いつも~だ(always)、というわけではない(not)」ということで、「いつも~というわけではないのだ」ということを示しています。

同じように not necessarily も、「必ず」という necessarily を否定してはいますが、これは、「必ず~だ(necessarily)、というわけではない(not)」ということで、「必ず~というわけではないのだ」ということを示しています。

 

他にも、not completely全く~というわけではない)などの表現も部分否定です。

 

このような、

not always(いつも~とは限らない)、not necessarily(必ずしも~というわけではない)、not completely(全く~というわけではない)などの部分否定の表現をまずはしっかりと覚えましょう!

訳す際に注意が必要です。まずはこれらの表現の訳し方を正確にしておきましょう。

 

 

ややこしい部分否定と完全否定の整理

次に、部分否定と完全否定の例として、その表現がややこしいものを整理していきます。

以下の例文を見てみましょう。

I don’t know none of them.

(私は彼らを誰も知らない。)

I don’t know all of them.

(私は彼らを全員は知らない。)

 

どうでしょうか。

ややこしいですが、最初の文が完全否定、二番目の文が部分否定です。

最初の文の、

I don’t know none of them.

の、none というのは、「どれも~でない」という完全否定の意味があります。

ですので、「私は彼らを誰も知らない。」という訳になります。

「彼ら」について、誰も知っている人がいないということになり、完全否定です。

 

次の、

I don’t know all of them.

というのは、don’t の部分の not と、all がポイントです。

not all というのは、「全て~というわけではない」という部分否定の意味があります。

ですので、「私は彼らを全員は知らない。」という訳になります。

これは、「全員を知っているわけではない」ということになります。

「彼ら」について、全員は知らないまでも、知っている人はいる、ということになり、部分否定になります。

 

 

次の例文です。

I don’t have anything knowledge about it.

(私はそのことについての知識は何もない。)

I don’t have everything knowledge about it.

(私はそのことについて、全ての知識があるわけではない。)

 

上の文が完全否定、下の文が部分否定です。

最初の文の、

I don’t have anything knowledge about it.

というのは、don’tnot と、anythingany がポイントです。

not any というのは「全く~ない」という完全否定の意味になります。

例文では、そのことについての知識(knowledge)が、「全くない」という完全否定の意味になっています。

そのことについては全くの専門外である、と言っています。

このような not any は、完全否定の表現です。

 

次に、

I don’t have everything knowledge about it.

についてです。

これは、don’tnot と、everythingevery がポイントです。

not every というのは、「全て~というわけではない」という部分否定の意味になります。

例文では、そのことについての知識(knowledge)が、「全てあるわけではない」という部分否定の意味になっています。

そのことについては全くの専門外ということではなく、知っている知識はある、ということになります。

 

さて、以上の例で、部分否定の not allnot every について、もう少し話を進めてみましょう。

先ほどの例の not always などのように、not allnot every も、慣れないうちに訳すと、部分否定とは違った訳をしてしまいがちになります。

allevery も基本的に「全て」という意味であり、これを否定すると完全否定のような印象を受けがちですが、not all も not every もれっきとした部分否定です。

 

not all というのは、「全て」という all を否定してはいますが、これは、「全て(all)、というわけではない(not)」ということで、「全て~というわけではないのだ」ということを示しています。

同じように not every も、「全て」という every を否定してはいますが、これは、「全て(every)、というわけではない(not)」ということで、「全て~というわけではないのだ」ということを示しています。

両方とも部分否定です。

 

覚え方としては、always(いつも)、necessarily(必ず)、completely(全く)、all(全て)、every(全て)、などのような、「完全に」や「全く」、「全て」、「常に」というニュアンスの言葉を not で否定すると、「必ずしも~ではない」や、「全て~というわけではない」といった部分否定になる、と整理しておくと覚えやすいです!

 

 

まとめ

以上、部分否定と完全否定について、基本的な考え方を整理していきました。

最初は訳し方でとまどうかと思いますが、部分否定と完全否定は重要論点です!

まずは簡単な文からでいいので、訳し方を正確におさえておきましょう。

以下に例文を出しておきますので、部分否定なのか、完全否定なのかを意識しつつ、訳してみて下さい。

 

 

次の英文を訳してみましょう。

(1)  I’m not always tired.

(2)  He doesn’t know everything about American history.

(3)  I don’t know anything about American history.

(4)  She doesn’t know all of them.

 

 

 

<訳>

(1)  私はいつも疲れているわけではない。(部分否定)

(2)  彼はアメリカの歴史の全てを知っているわけではない。(部分否定)

(3)  私はアメリカの歴史については全く知らない。(完全否定)

(4)  彼女は彼らの全員を知っているわけではない。(部分否定)

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