2018/11/09公開

完了形の受動態~完了形の受動態の基本形を覚えよう!~

完了形の受動態

 

能動態では現在時制や過去時制の他に、助動詞を用いた未来時制や完了形のhaveを用いた完了時制、~ingを用いた進行形時制などがありますが、受動態でも同様の時制を表すことができます。

ここでは完了形の受動態について見ていきましょう。

 

現在完了形の受動態

 

現在完了形の受動態はhave beenまたはhas beenを用いて現在完了形を表します。

受動態の基本形は<S+be動詞+過去分詞>ですが、これに現在完了形を表すhave beenまたはhas been を用いて、「~されてきた」「~されたところ」などの意味を表す現在完了形の受動態の英文を作ってみましょう。

 

現在完了形の受動態の作り方は簡単です。

 

受動態の文のbe動詞を現在完了形のhave(has)beenに変える。

 

現在完了形の受動態の基本形

S+have(has)+been+過去分詞

 

be動詞をhave(has) beenに変えるだけで、過去分詞はそのままにしておきます。

 

まず、現在形の受動態の文を現在完了形の受動態の文に変えてみましょう。

 

My room is cleaned by my mother.

「私の部屋は母に掃除される。」

 

この現在形の受動態の文を現在完了形の受動態の文にするには、be動詞のisをhas beenに変えるだけです。

My room has been cleaned by my mother now.

   S  has been 過去分詞

「私の部屋はたった今、母に掃除されたところだ。」

 

現在完了形の受動態の否定文は、have(has)の後ろにnotを付けるだけです。

現在完了形のhave(has)は助動詞なので助動詞のルールどおりです。

 

My room has not(hasn’t) been cleaned by my mother yet.

「私の部屋はまだ母に掃除されていない。」

 

また、現在完了形の受動態の疑問文は、have(has)をを文頭に持っていきます。

 

Has my room been cleaned by my mother yet?

「私の部屋は母にもう掃除されましたか。」

 

これもhave(has)は助動詞なので助動詞の疑問文のルールどおりです。

受動態の意味もbeen+過去分詞でちゃんと表されています。

 

今度は、現在完了形の能動態の文から受動態に書き換えてみましょう。

 

My mother has cleaned my room now.

「母は私の部屋をたった今、掃除したところだ。」

 

これを現在完了形の受動態の基本形である<S+have(has)+been+過去分詞>の形にしていきます。

まず、能動態の文の目的語(my room)を受動態の文の主語に持っていきます。現在完了形の助動詞hasを主語に対応させ(ここではそのままhas)、beenを付けてhas been とします。cleaned は過去分詞なのでそのままです。

 

My room has been cleaned by my mother now.

   S  has been 過去分詞

「私の部屋はたった今、母に掃除されたところだ。」

 

これで、現在完了形の受動態が完成しました。

現在完了形の能動態を受動態に書き換える場合は、まず<have(has) been 過去分詞>の形にもっていくことを考えながら、文を作るようにすると分かりやすいです。

 

【ポイント】現在完了形の受動態ではhave(has) beenにする!

 

◆現在完了形では、「現在」を基準として、過去から現在までの「完了・結果」「経験」「継続」を表すので、現在完了形の受動態でも同様の意味を表すことができる。

そのため、now(たった今)、just(ちょうど今)、already(すでに)、yet(まだ、もう)などの「完了や結果」を示す副詞を伴うことが多い。またbefore(以前に)、never(一度も~ない)、ever(今までに)、once(一度)などの「経験」を示す副詞や、always(いつも)、since(~以来)などの「継続」を示す副詞も伴う。

 

過去完了形の受動態

 

過去完了形の受動態は<had+been+過去分詞>の形で表します。

現在完了形との違いはhave(has)をhadに変えているところです。

 

The building had been destroyed when I arrived there.

「私がそこに着いたとき、その建物は壊されていた。」

 

◆過去完了形では、「過去のある時点」を基準として、その時までの「完了・結果」「経験」「継続」を表すので、過去完了形の受動態でも同様の意味を表すことができる。

そのため、基準の時である「過去のある時点」を表す句や節(ここではwhen I arrived there)を伴うことが多い。

 

未来完了形の受動態

 

では、完了形の一つの形態である未来完了形の受動態の場合はどうでしょうか?

未来完了形の能動態は<will have 過去分詞>ですので、完了形の受動態を表す<have been 過去分詞>を組み合わせると、未来完了形の受動態は<will have been 過去分詞>となります。

完了形の受動態の文の中心であるhave beenに、未来を表すwillが付いたと考えればいいのです。

まず、未来完了形の能動態の文を見てみましょう。

 

They will have finished the job by the time we go back.

「私たちが戻る時までには、彼らは仕事を終えているだろう。」

 

この未来完了形の能動態の文を受動態に変えてみましょう。

能動態の目的語であるthe jobを主語にして、未来完了形のwill have finishedを未来完了形の受動態の形will have been finishedにします。

助動詞willは主語に影響されることはなく、haveも助動詞willの後ろなので原形のままですから、難しく考えることはありません。

 

The job will have been finished (by them)by the time we go back.

「私たちが戻る時までには、その仕事は(彼らによって)終わっているだろう。」

 

◆未来完了形では、「未来のある時点」を基準として、その時までの「完了・結果」「経験」「継続」を表すので、未来完了形の受動態でも同様の意味を表すことができる。

そのため、基準の時である「未来のある時点」を表す句や節(ここではby the time we go back)を伴うことが多い。

 

これで未来完了形の受動態の文が完成しました。未来完了形の受動態の形はややこしく感じるかもしれませんが、完了形の受動態に助動詞のwillを付けるだけなので、実際は簡単です。

 

【ポイント】受動態は元の能動態を考えると分かりやすい!

 

 

 

例題1

次の文を完了形の受動態になるよう( )に適語を入れて下さい。

 

(1) The song (   ) (   )sung by many people.

 

(2) The thief (   ) already (   ) arrested when I got to the police stand.

 

【答】

(1) The song has been sung by many people.

「その歌はたくさんの人によって歌われてきた。」

 

(2)  The thief had already been arrested when I got to the police stand.

「私が交番に着いた時には、その泥棒はすでに逮捕されていた。」

 

例題2

次の完了形の能動態の文を完了形の受動態に書き換えてみましょう。

 

(1) Snow will have covered the mountain by tomorrow.

 

(2) Has the dog ever bitten you?

 

【答】

(1) The mountain will have been covered with snow by tomorrow.

「その山は明日までに雪で覆われているだろう。」

 

be covered with~ 「~で覆われる」

◆能動態の主語を受動態にする時に、受動態の動作主をby~「~によって」を用いずに、過去分詞によってby以外の前置詞(withやtoなど)を用いることがある。

 

(2) Have you ever been bitten by the dog?

「あなたはその犬にかまれたことがありますか。」

 

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