群動詞を含む受動態~群動詞は1つの他動詞!~

NO IMAGE
"学びたい"を引き出すAIコーチアプリ tyotto folio

群動詞を含む受動態

 

群動詞とは、動詞に前置詞や副詞などがついて1つの動詞と同じ働きをするものです。

ここでは群動詞が含まれた受動態について見ていきましょう。

 

群動詞(<動詞+副詞><動詞+前置詞>など)を含む受動態の作り方

 

群動詞は複数の単語でできているのでまとめて1つの他動詞として受動態にします。

受動態の基本形は<S+be動詞+過去分詞>なので、群動詞のうち動詞を過去分詞にします。では、群動詞の受動態の英文を作ってみましょう。

 

群動詞の受動態の作り方は簡単です。

 

群動詞のうち動詞だけ受動態の過去分詞にする。

 

群動詞の受動態の基本形

S+be動詞+過去分詞(群動詞)

 

群動詞が用いられていても受動態の基本形は変わりません。群動詞の前置詞や副詞はそのままつけておきます。

 

群動詞が含まれる能動態の文を受動態の文に変えてみましょう。

 

My grandmother brought up me.

「祖母が私を育てた。」

 

brought up(bring up 「育てる」)が群動詞です。この群動詞を1つの他動詞と考えるとmeが目的語にあたります。これを受動態の文にするには、受動態の基本形どおり目的語にあたるme(=I)を主語にして、動詞bringをbe動詞+過去分詞(brought)に変えるだけです。

 

I  was  brought up by my grandmother.

S be動詞  過去分詞

「私は祖母によって育てられた。」

 

【ポイント】群動詞は1つの他動詞とみなす!

 

bring upは<動詞+副詞>の群動詞ですが、<動詞+前置詞>や<動詞+名詞+前置詞>などの群動詞でも同様の受動態になります。

 

He takes care of the kitten.

「彼は子猫を世話している。」

 

この<動詞+名詞+前置詞>の群動詞を用いた能動態の文を受動態に書き換えると、

 

The kitten is taken care of by him.

「その子猫は彼によって世話をされている。」

 

となります。

ofとbyの前置詞が続く形になっていますが、ofは群動詞の一部であり、byは動作主himにかかっているので問題ありません。ここで、ofを消したり、byを付けわすれないようにしましょう。

 

【ポイント】群動詞の前置詞や副詞は受動態でも残す!

 

◆by~「~によって」以外の前置詞を用いる受動態も前置詞ofやtoを伴うが、それらはあくまでも動作主にかかる前置詞であるので、1つの他動詞とみなす群動詞とは区別する。したがって、群動詞を含む受動態では、動作主を明示する場合にはby~が用いられる。

 

The true story was known to many people. 

「真相は多くの人々に知られていた。」

 

◆これはby以外の前置詞toを用いる受動態の例文であるが、この前置詞toは動作主のmany peopleにかかる前置詞であり、be known to は群動詞を含む受動態の扱いとは異なる。  

 

次に、群動詞を含む受動態の否定文や疑問文について見ていきましょう。

否定文はbe動詞の後ろにnotを付けるだけです。

 

The kitten is not taken care of by him.

「その子猫は彼によって世話をされていない。」

 

群動詞を含む受動態の疑問文は、be動詞を文頭に持ってくるだけです。

 

Is the kitten taken care of by him?

「その子猫は彼によって世話をされていますか。」

 

【ポイント】受動態は、一般動詞ではなくあくまでもbe動詞の文であることに注意!

 

また、進行形の受動態や完了形の受動態でも同様に、群動詞は1つの他動詞として考えます。次の例題で確認してみてください。

 

例題1

次の群動詞を含む能動態の文を受動態に書き換えてみましょう。

 

(1) He put off the meeting for two days.

 

(2) We are running out of food.

 

【答】

(1) The meeting was put off for two days by him.

「彼によって会議は2日間延期された。」

 

◆put off 「~を延期する」

 

(2) Food is being run out of (by us).

「食料はなくなりかけている。」

 

◆run out of 「~を使い果たす」

現在進行形の受動態なので、<be動詞+being+過去分詞>の形にする。

 

例題2

次の文を[  ]内の群動詞を適切な形に変えて受動態の文を完成させてみましょう。

 

(1) English [make much of] in high schools.

 

(2) She has never [hear of] since two years ago.

 

【答】

(1)  English is made much of in high schools.

「高校では英語が重視されている。」

 

◆make much of 「~を重視する」

 

(2)  She has never been heard of since two years ago.

「彼女は2年前以来まったく消息がない。」

 

◆hear of 「~のことを耳にする」

現在完了形(have+過去分詞)を用いた受動態なので、be動詞は過去分詞のbeenに変える。

 

 

"学びたい"を引き出すAIコーチアプリ tyotto folio