勉強法 世界史を初めから!世界史徹底攻略勉強法!

世界史を初めから!世界史徹底攻略勉強法!

世界史を初めから!世界史徹底攻略勉強法!

宗教関係の出来事をまとめてチェック!

私が受験した大学はミッション系の大学でした。第一問は5題で、すべてキリスト教関係の問題でした。ウン十年経っても忘れられない第一問は「ケルンの大聖堂を作った司教は誰ですか?」でした。第二問は「シャルトルのバラ窓と同じバラ窓があるのはどの教会ですか?」など「えっ、こんなこと教科書にのっていたっけ?」というようなキリスト教に詳しくないとわからない問題が5問でした。ミッション系では教皇についての問題がだされるようですが、同じ名前で何世かだけではよくわからなくなるので、教皇名とその業績をまとめて覚えていくといいと思います。

宗教関係は業績もまとめておきましょう!

仏教も宗教名と開祖だけでなく、その後に出てきた指導者名と簡単な教義のまとめがあるとわかりやすくなります。イスラム教、ゾロアスター教、インカ文明、マヤ文明、エジプト文明、儒教など、宗教関係だけで1ページづつ、まとめておきましょう。流れの中でとらえていくより、項目別に分けた方がより記憶しやすくなります。
入試問題作成者に聞いたところによると、ニ十冊くらいある教科書のうちの一冊の隅に書いてあるだけで入試問題は出せるそうです。ミニ知識をどんどん増やして書きためていきましょう。

大学の特色をつかみましょう!

予備校の先生が問題を作成するときは、その年問題を作成している教授の専門分野を調べるという話を聞いたことがあります。私は知らなかったのですが、当時その大学にはアジア・アフリカ関係の機関があって、そういった方面の専門家の先生方が多かったようです。そのせいか、第2問は、騎馬民族についての穴埋め問題でした。匈奴、月氏、サマルカンドなどなじみがないし、成立年についても覚えていなかったので、「しまった!」と思いあせりました。騎馬民族についても元やフン族もあるので、勢力圏がどこの国まで及んでいたかなど、簡単な地図で示しておくとわかりやすいと思います。

白地図を使って整理しましょう!

第三問は、インドの白地図に数か所点が打ってあり、その地名とそこで起こった主な出来事と年号を書くものでした。インドにはあまりなじみがある出来事がなく、「カルカッタはどこ?」状態だったので、全く手も足も出ませんでした。一緒に受験した友人も「やられた!」と思ったと、言っていました。時系列に沿って語呂合わせで年代と出来事を覚えていく、というのはよくやる方法ですが、このようにインドの白地図に地名と年号、そこで起こった主な出来事をまとめていくというのは目先が変わっていて、また頭にも入りやすくいい方法だと思うので、試してみて下さい。

記述式問題の練習をしましょう!

第四問はヨーロッパについての記述式の問題でした。何についてだったかは忘れてしまったのですが、多分この問題で私は点がかなりとれたから、受かったのだと思います。第五問は、中国についてだったように思いますが、どのような問題だったかは忘れてしまいました。
記述式問題が多く出されるようになったので、記述式の問題を解こうと身構えてやると苦痛になってしまいます。書くことが苦にならないように常日頃練習するには、自分で覚書のように一、二行書いていくことが一番です。どうやってまとめて書いたらいいのか考えながらやるほうが楽に身につくと思います。

五大陸を並行して覚えましょう!

私が受験したころと違って、今ではアフリカや南アメリカについてもかなり研究が進んで、いろいろなことがわかるようになってきました。1600年は関ヶ原の戦いと東インド会社の設立のように同じ年度で別の地域では何が起こったいたのか、並行して頭に入っていると理解しやすくなると思います。10年位前に五大陸の出来事をまとめた図鑑のような本が出版されていたのですが、自分で五大陸の大雑把な年号比較表を作ってみてください。
教科書も受験生もどうしてもヨーロッパと中国中心で世界史を考えがちです。軽視しがちなところこそ、問題作成者は狙ってくるのだ、と思ってやってください。

まとめ

高校3年の2学期の始めから、隣に座った同級生の発案で、毎日10問ずつ、世界史の年号と古文の単語の意味を答える問題を出し合い、5カ月ぐらいやりました。毎日問題を出し合っても、世界史は範囲が広く2問くらいしか正解できなかったと思います。ただやみくもにやっても語呂合わせもなかなか覚えきれるものではありません。古文や英単語を覚えるにはその方法は有効だったと思いますが、世界史は全体的な流れの中で、だんだんつかんでいく方がいいのではないかと思って、私が考えた勉強法を提案しました。皆さんが希望大学に入学できるように願っています。