勉強法 大学合格へ向けて受験勉強を始める。両親やライバルの大切さ

大学合格へ向けて受験勉強を始める。両親やライバルの大切さ

大学合格へ向けて受験勉強を始める。両親やライバルの大切さ

はじめに

新たな何かを手に入れる際には、多くの場合試練があります。受験もまた、その一つでしょう。その受験に際して必要なことを独自の視点から綴りたいと思います。あくまで私一個人の意見であり、反省や後悔であり、お願いであり、成功例であり……、話半分に参考になればと思います。

まずは「どこに行こうか」

 高校や大学と一口に言っても様々です。高校だと、普通科や商業科、工業科など……、大学なら文学部・法学部・教育学部・理学部……できることは無限にあります。また、一つの科目に特化した学校というものも珍しくありません。実際「医学なら○○大学がいいよ」などの口コミは多く存在してます。
 「いきなり受験と言われても……」という方は、まずは、自分の行きたい方向性を定めていくのはいかがでしょうか。例えば、「将来どういった職に就きたいか」といった夢を目的地に設定し、「ならば、何を学べばいいのか」と進路を辿っていきましょう。将来と言われてもピンと来ない方ももちろんいるでしょう。その場合は、今、一番興味のあることは何だろうか、と自分自身に問いかけてみてください。今は見えなくても、きっと目的地が見えてくるはずです。

迷子にならないために

 自分自身というものは、分かったつもりで実は分かっていない部分が多いものです。いざ自分へ「私は何処に行きたいの?」と問うても、もしかしたら答えが出てこず、ぐるぐると迷子になってしまうかもしれません。そうならないためにも、普段から自分自身を知っていってください。
 「自分自身を知る」というのは「どう考えているのかを理解する」ということです。例えばAという事象があるとする。この事象に対して、自分自身がどういう感情を抱くのか。例えば「農業」や「天体」や「科学」など、そういった言葉を聞いて、自分自身はどういった感想を浮かべるのか、そういったことを普段から、できるだけ意識してはいかがでしょうか。強い感情が沸き起こったなら、その事象や単語はあなたと相性のいい、縁のあることなのかもしれませんね。

仲間はすぐそこに

 自分自身を知る手掛かりになるのは、自身との対話だけではありません。あなたを支えてくれる家族や友人、先生は、もしかするとあなたが知らない自分を知っているかもしれません。自分自身のことを問う、というのは少し照れくさいことかもしれませんが、自分の目的地を決める大きな手掛かりを握っているかもしれません。思い切って問いかけてみてください。
 また、もしあなたが複数の目的地を見つけてしまい、どこへ行くか迷ってしまったとき、手助けしてくれるのもまた彼らです。身近な人物であればあるほど助けを求めるのは気後れする、という人も少なくないと思います。しかし、あなたとは違う視点から最良の目的地や新しい目的地が見つかる可能性も非常に高いと言えます。
 迷って困り果てた時は、身近な人達の顔を思い出してください。そして、助けられたなら、いつかあなたも彼らを助けてあげてください。受験は決して一人だけのものではありません。

最後に、助けを求められたなら

 助けを求められた時、正直に思ったことを言うということはとても大事なことです。しかし、それは本当に相手のためを思ってだろうか、と一度声にする前に考えてみてください。特に、子供から「進路に迷ってる」と相談された両親は、声に出すことを少し待ってください。迷ってる彼らは、もしかしたらあなたの一声で道を決めてしまうかもしれません。つまりは、「あなたが彼らの道を決めてしまう可能性もある」ということです。「子どものためを思って」「絶対に将来を考えたらこの学校じゃないと」と思う気持ちは十二分に理解できますが、あまりに思いすぎて「子どもの人生」であることを忘れて「自分の理想」へ歩ませることは、きっといつか誰かが涙を流すことになるかもしれません。
 相談する本人もすぐには答えが出ないかもしれません。気長に待ってあげてください。受験は「子ども」が「大人」へと羽化する準備段階でもあるのではないでしょうか。