勉強法 覚えてしまえば簡単!形容詞を自然な順番に並べるコツ

覚えてしまえば簡単!形容詞を自然な順番に並べるコツ

 「きれいで小さな花」のように、ひとつの名詞に対していくつかの形容詞を重ねて使いたいときって、ありますよね。日本語でならどんな形容詞も好きにつなげることができるけれど、英語で表そうと思ったとき、「どの形容詞をどんな順番で使えばいいんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?ネイティブスピーカーは言葉の響きでこの順番を決めますが、英語を外国語として勉強している受験生にとっては、それだけで形容詞の順番を判断するのは至難の業。というわけで、今回は形容詞を自然な順番に並べることのできる簡単な方法を紹介したいと思います!

 

形容詞の順番

 言葉の響きで形容詞の順番を決められるようになるために長い時間をかけるよりも、これから紹介する規則を覚えてしまいましょう。

修飾される名詞の種類によって、形容詞の順番の規則も微妙に違ってくるので注意してください。

 

【人・動物を表す名詞】

冠詞+数+美しさなどの評価+大きさ+老若+国籍

例)the  two beautiful small young Canadian women (2人の美しく小柄で若いカナダ人の女性)

 

【物を表す名詞】

冠詞+数+美しさなどの評価+新旧+大きさ+形状+色+出所+材質 

例)the six expensive new small square black German smartphones 

(6台の高価で小さく四角い形の、黒色でドイツ製のスマートフォン)

 

形容詞を重ねて使うときは、この順番に従って並べるようにしましょう。

 

規則が分かったところで、いくつか例を紹介します。

the strong young Japanese man (屈強な若い日本人男性)

 冠詞+評価+老若+国籍+人

 

このように、上で説明したようなすべての種類の形容詞を使わない場合でも、順番に従います。

 

the three cute big dogs (3匹のかわいい大きな犬)

 冠詞+数+評価+大きさ+動物

 

the seven old big round tables. (7つの古く大きな丸形テーブル)

 冠詞+数+新旧+大きさ+形状+もの

 

the white French wooden chair. (フランス製の、木でできた白い椅子)

 冠詞+色+出所+材質+もの

 

どうでしたか?いつももやもやとしていた形容詞の順番も、この順番を一度覚えてしまえば、もう心配ありません。自由記述問題でも迷わなくて済みますね。では、最後に確認問題を解いて、形容詞の順番についての理解を確かめましょう!

確認問題

次の形容詞を、上で習った規則をもとに正しく並べ、名詞を修飾しなさい。(答えは下にあります)

1)[small/ the/ young /Korean/pretty] woman

2)[old/Chinese/blue/the/three] pencils

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(答)

1)(the pretty small young Korean)woman

2)(the three old blue Chinese) pencils