勉強法 付加疑問文のポイントとは?パターンに分けて整理してみましょう!

付加疑問文のポイントとは?パターンに分けて整理してみましょう!

付加疑問文は、「~ですよね」という訳になります。

そして、命令文let’s の文でも使用されます。

ここでは、このような付加疑問文について、パターンに分けてポイントを整理していきます。

あいまいな点をすっきりさせてポイントをおさえていきましょう!

以下、例文をふまえて説明していきます。

 

 

付加疑問文の基本

まずは付加疑問文の基本的な考え方についてです。

be動詞の付加疑問文、一般動詞の付加疑問文、現在の付加疑問文、過去の付加疑問文、そして助動詞の付加疑問文、というように解説していきます。

ですが、文構造の基本的な考え方はどれも同じです。

形がどれも似ています。

ですので、見ていくうちに慣れていくかと思います。

ちょっと長いですが、頑張って見ていきましょう!

 

それでは例文です。

まずはbe動詞の付加疑問文です。

You are a student.

(あなたは生徒です。)

という文を、付加疑問文にすると、

You are a student aren’t you?

(あなたは生徒ですよね。)

となります。

 

You are a student までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、aren’t というbe動詞の否定形をつけ、最後に主語とクエスチョンマークをつけます。

この aren’t you? というまとまりは、否定疑問文の形になります。

この付加疑問文は、be動詞の付加疑問文です。

 

He is a student.

(彼は生徒です。)

という文を付加疑問文にするなら、

He is a student isn’t he?

(彼は生徒ですよね。)

となります。

これも、He is a student までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、isn’t というbe動詞の否定形をつけ、最後に主語とクエスチョンマークをつけます。

この isn’t he? というまとまりは、否定疑問文の形になります。

この付加疑問文も、be動詞の付加疑問文です。

 

次に、一般動詞の付加疑問文です。

You speak English.

(あなたは英語を話す。)

のような、一般動詞の文を付加疑問文にすると、

You speak English don’t you?

(あなたは英語を話しますよね。)

となります。

 

You speak English までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、一般動詞の否定として don’t をつけ、最後に主語とクエスチョンマークをつけます。

この don’t you? というまとまりも、否定疑問文の形になります。

もしこれが三人称単数なら、

例えば、

He speaks English doesn’t he?

(彼は英語を話しますよね。)

のような形になります。

この付加疑問文の形は、

He speaks English(彼は英語を話す)という文の後にコンマ「」をつけ、三人称単数の一般動詞の否定として、doesn’t をつけ、最後に主語とクエスチョンマークをつけます。(doesn’t he? は、否定疑問文の形)

そうして

He speaks English doesn’t he?

という付加疑問文ができあがります。

 

一般動詞の付加疑問文もbe動詞の付加疑問文も、なんとなくパターンが似ていますね。

まずは形をしっかりとおさえていきましょう。

以下、さらに話を進めます。

 

今度は、

You aren’t a student.

(あなたは生徒ではありません。)

という否定文を付加疑問文にする場合を考えます。

以下のようになります。

You aren’t a student are you?

(あなたは生徒ではありませんよね。)

 

どうでしょうか。

この場合も、You aren’t a student までは、もとの文と同じです。

そしてこの後にコンマ「」をつけることも同じです。

その後に注意です。are you? になっていますね。

否定文を付加疑問文にするときは、コンマの後ろは否定形ではなく、are you? のようにします。この are you? という形は、通常の疑問文の形です。

一般動詞でも同じです。

He doesn’t speak English.

(彼は英語を話さない。)

を付加疑問文にするなら、

He doesn’t speak English does he?

(彼は英語を話しませんよね。)

となります。

これも、He doesn’t speak English までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、後は does he? という、一般動詞の通常の疑問文と同じ語順が入ります。

 

以上をまとめると、もとが肯定文の場合なら、後ろは否定疑問文の形に、

もとが否定文なら、後ろは通常の疑問文の形になります。

もちろん、一般動詞の文なら後ろも一般動詞の形に、be動詞の文なら後ろもbe動詞の形になります。

 

以上で見た付加疑問文は全て現在の付加疑問文でした。

そして、過去の付加疑問文でも同じことがいえます。

You were a student.

(あなたは生徒でした。)

という文を付加疑問文にするなら、

You were a student weren’t you?

(あなたは生徒でしたよね。)

となります。

もとの文がbe動詞の文で肯定文ですから、コンマの後は weren’t you? という、be動詞で否定疑問文の形になります。

そして、もとの文が過去形なので、コンマの後も過去形になり、weren’t you? となります。

 

He played soccer yesterday.

(彼は昨日サッカーをした。)

という文を付加疑問文にするなら、

He played soccer yesterday didn’t he?

(彼は昨日サッカーをしていましたよね。)

となります。

もとの文が一般動詞の文で肯定文ですから、コンマの後ろは didn’t he? という、一般動詞の否定として didn’t が入り、否定疑問文の形になります。

そして、もとの文が過去形なので、コンマの後も過去形になり、didn’t he? となります。

 

もとの文が否定文の場合も同じです。

You weren’t a student.

を付加疑問文にするなら、

You weren’t a student were you?

(あなたは生徒ではありませんでしたよね。)

に、

He didn’t play soccer yesterday.

なら、

He didn’t play soccer yesterday did he?

(彼は昨日サッカーをしませんでしたよね。)

となります。

 

次に、答え方です。

付加疑問文の答え方は、通常の疑問文の答え方と同じです。

You are a student aren’t you?

(あなたは生徒ですよね。)

に対して答えるなら、

Yes I am.(はい、そうです。)

No I’m not.(いいえ、違います。)

になります。

 

また、もとが否定文の形である付加疑問文の場合なら、

答え方は否定疑問文に対する答え方と同じになります。

例えば、

He doesn’t speak English does he?

(彼は英語を話しませんよね。)

に対して答えるなら、

Yes he does.

(いいえ、話します。)

No he doesn’t.

(はい、話しません。)

となります。

(これについては、否定疑問文は作り方や答え方に注意!重要なポイントを整理しよう!も参照してみてください。)

 

また、助動詞の文の付加疑問文も、基本的な考え方が一緒です。

You can speak English.

(あなたは英語を話すことができる。)

という文を付加疑問文にするなら、

You can speak English can’t you?

(あなたは英語を話すことができますよね。)

となります。

これも、You can speak English までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、助動詞 can の否定形の can’t をつけ、最後に主語とクエスチョンマークをつけます。

もとが否定文のときも同じです。

You can’t speak English.

(あなたは英語を話すことができない。)

を付加疑問文にするなら、

You can’t speak English can you?

(あなたは英語を話せませんよね。)

となります。

答え方も、

You can speak English can’t you?

(あなたは英語を話すことができますよね。)

に対しては、

Yes I can.(はい、話せます。)

No I can’t.(いいえ話せません。)

に、

You can’t speak English can you?

(あなたは英語を話せませんよね。)

に対しては、

Yes I can.(いいえ、話せます。)

No I can’t.(はい、話せません。)

となります。

 

以上、ざっとまとめてみました。

例文をもとに、まずはイメージを持ってみましょう!

 

 

命令文の付加疑問文

次に、命令文の付加疑問文についてです。

例えば、

Open the window.

(窓を開けなさい。)

という命令文を付加疑問文にしてみましょう。

以下のようになります。

Open the window will you?

あるいは、

Open the window won’t you?

です。

Open the window までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、その後に will you? か、won’t you? をつけます。

訳し方は、

「窓を開けてね」

のようになります。

意味としては、「~しろ」ではなく、「~してね」くらいのニュアンスになります。

 

さて、このような命令文の付加疑問文ですが、どこか違和感のある形ですよね。

まず、なぜ will が登場するのか、と思うかと思います。

これは、命令文という性質から考えることができます。

命令文というのは、命令された動作は未来のものです。

これからするべきことについて、「~しろ」と命令するからです。

ですので、付加疑問文にする際には will を使用します。

そして、なぜ you を使用するかというと、命令文というのは話し相手にするもので、その話し相手は、「あなた」ということで you であるはずです。

ですので、will you となるのです。

 

そして、最後に持ってくるのは、will you でも won’t you でもかまいません。

 

これに対し、否定の命令文では、付加疑問文にするときは will you しか使えません。

例えば、

Don’t open the window.

(窓を開けるな。)

という文を付加疑問文にするなら、

Don’t open the window will you?

(窓を開けないでね。)

となります。

Don’t open the window までは同じで、その後にコンマ「」をつけ、will you? を入れます。

 

 

Let’s の文の付加疑問文

最後に、Let’s の文の付加疑問文についてです。

Let’s play soccer.

(サッカーをしましょう。)

という文を付加疑問文にします。

以下のようになります。

Let’s play soccer shall we?

(サッカーをしましょうね。)

 

どうでしょうか。今度は最後に shall we? が入っています。

Let’s play soccer までは同じで、その後にコンマ「」を入れ、その後に shall we? を入れます。

 

Let’s の文には肯定も否定もありません。

そして、Let’s と同じ意味で疑問文の形を取るのは shall we です。

このような理由から、Let’s の文を付加疑問文にするには、最後には必ず shall we? となります。

意味としては、「~しましょうね」くらいのニュアンスになります。

 

答え方は Let’s の文の答え方である、

Yes let’s.(はい、そうしましょう。)

No let’s not.(いいえ、やめましょう。)

ですが、Let’s の付加疑問文は、答えはほとんど yes となります。

もともと Let’s の付加疑問文は、答えが肯定の場合を想定して使う文になります。

ですので、答え方は、Yes let’s. がほとんどです。

 

 

まとめ

以上、付加疑問文についてざっとまとめてみました。

いろいろなパターンがあるかと思いますが、基本的な文構造はどれも同じになります。

以下、例文を出しますので、訳してみてください。

付加疑問文は訳の練習をするとぐっと理解が深まりますので、じっくり取り組んでみましょう!

 

 

以下の英文を訳してみましょう。

(1)  She can play the guitar can’t she?

(2)  You played the guitar yesterday didn’t you?

(3)  He is s baseball player isn’t he?

(4)  They were students weren’t they?

(5)  They weren’t students were they?

(6)  He plays soccer doesn’t he?

(7)  He doesn’t play soccer does he?

(8)  Open the door will you?

(9)  Let’s play the guitar shall we?

 

 

<訳>

(1)  彼女はギターを弾けますよね。

(2)  あなたは昨日ギターを弾きましたよね。

(3)  彼は野球選手ですよね。

(4)  彼らは生徒でしたよね。

(5)  彼らは生徒ではありませんでしたよね。

(6)  彼はサッカーをしますよね。

(7)  彼はサッカーをしないですよね。

(8)  ドアを開けてね。

(9)  ギターをしましょうね。