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1.毎日コツコツと勉強することのメリット

まずはそもそも毎日コツコツと勉強することの意義から説明させていただきます。
これは2点あります。1点目は、毎日やるということを繰り返せば勉強を習慣化することができます。日常の活動に勉強というものを馴染ませ、勉強をする・机に向かうということに対してのハードルを下げます。
2点目は、1回に何時間も勉強を行うのもいいですが、それで何日もやらないのであれば毎日短時間勉強したほうが頭に残るからです。「エピングハウスの忘却曲線」が有名ですね。反復して勉強することによって、中期記憶から長期記憶に変わっていき勉強したことが忘れにくくなります。下のグラフは、勉強した内容がだんだん忘れていくことを表しています。回数を重ねるごとに、グラフの傾きが小さくなっていきます。

2.目標設定

それでは勉強してみましょう。といっても、特に目標もなければ毎日勉強する気にはなれません。ゴールがどこにあるかわからないマラソンで、あなたは一定のペースで走り続けられますか?
目標は志望校合格、学内○位など、なんでも構わないと思います。何か設定してみましょう。

参考:アトキンソンの公式

数学チックになりますが、目標設定に関する心理学的公式があります。アトキンソン(Atkinson, J. W.1957)は、
課題に対する達成動機=個人特性としての達成動機×主観的な成功確率×成功の誘因・・・①
という公式を残しています。さらに、
主観的な成功確率+成功の誘因=1・・・②
と定義されます。ほぼ100%成功することを達成して、達成感はありますか?成功しそうにないことほど、成功した場合の達成感やインセンティブは高いはずです。それを表現したのが②の式です。
個人特性としての達成動機を定数とおく場合ですが、
主観的な成功確率=成功の誘因=0.5
の場合に、課題に対する達成動機(①の式)が最大になります。(相加相乗の平均より)
つまりどういうことかというと、成功するかどうかわからない、五分五分という目標に対して人は一番やる気を出すということです。目標の立て方の参考までに。

3.目標を因数分解する

次に、大きな目標から具体的に何をすべきかの道筋を立てます。例えば「志望校合格」という目標であればセンター試験で700点、二次試験で300点取るという感じです。さらにセンターで700点取るために国語160点、英語150点・・・などといった風に分解できます。そして英語で150点取るためには単語をこれだけ覚えなくてはならない、問題集これだけやる、などと逆算できます。
このプロセスが結構大事で、「目標に対してどうやって努力すればいいかわからない」ために勉強のモチベーションが下がることが割とあります。マラソンで42キロ走ればいいのはわかったけど、じゃあどうやって走ればいいのか?ということです。
因数分解の例がわかりやすいのは現北海道日本ハムファイターズの二刀流で有名な大谷翔平選手です。彼の高校時代に立てた目標達成表は非常に具体的でわかりやすいです。

4.インセンティブをつくる

インセンティブとは、何かものごとを達成したときにもらえる報酬のことです。マラソンを完走するだけなのと、マラソンを5時間以内に完走したら先輩に焼肉をおごってもらうというのでは、どちらの方が頑張れそうですか?
「合格したら旅行に連れて行ってもらう」でもいいですし、もっと小さなレベルで「今日これだけ勉強したらデザートを食べる」というのもインセンティブの一種です。小さなことでも達成報酬を作れば、モチベーションをコントロールしやすいといえます。ちなみに私の弟はテキスト1ページをこなすごとに、プチシュークリーム1個を食べていました(笑)。
インセンティブについてですが、逆の「○○できなかったら罰則」などの負のインセンティブもあります。私の高校では「遅刻したら立たされる、4回遅刻で反省文」などがありました。しかし心理学的には負のインセンティブはあまりモチベーションを上げる期待はないそうです(個人差はありますが)。罰則を作って危機感を煽るより、報酬を作ってやる気を出す方が気分もいいですよね!

5.おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回紹介させていただいた内容は結構基本的で、勉強に限らず使えると思います。なのでどこでも言われているかもしれませんが、だからこそ重要です。ぜひみなさんには目標を持って、それに対する努力をしていただきたいです。