勉強法 不定詞と動名詞と分詞の違いとは?丁寧に説明!|英語勉強法

不定詞と動名詞と分詞の違いとは?丁寧に説明!|英語勉強法

不定詞、動名詞、分詞の違いは、それぞれがどのような品詞の役割を果たすか、ということを意識すると違いがはっきりします。

【不定詞】

名詞的用法:「~すること」と訳すため、文章の中で名詞と同じ役割を果たす。

I like to drink a beer.『ビールを飲むこと』

 

形容詞的用法:「~する(名詞)」、「~するための(名詞)」と訳し、その不定詞の前に来る名詞を修飾する役割を果たすため、形容詞と同じ役割。

I need a friend to drink with.『一緒に飲むための(友達)=飲み友達』

 

副詞的用法:「~するために」と訳す。

副詞とは主に動詞を修飾するもので、「~するために(…する)」という形で「…する」という動詞をを修飾するため、副詞と同じ役割を果たす。

I drink to forget bad things.『私は嫌なことを忘れるために(飲む)』

 

【動名詞】

名前の通り、~ing形にすることで名詞と同じ役割を果たす。

I like drinking.『飲むこと』

 

例外:参考書で動名詞をよくみると、少ないながらも動名詞が形容詞のような役割をする場合が書いてある。

例えばwashing machine(洗濯するための機械=洗濯機)、racing car(レースするための車=レーシングカー)など。

 

しかしほとんどが例のようによく知っているものなのでだいたいは見ればわかる。

 

【分詞】

これは全て形容詞と同じ役割をすると考えましょう。

 

現在分詞:~ingで「~している(名詞)」という形で名詞を修飾するので、形容詞と同じ役割。

不定詞の形容詞的用法と違うのは、不定詞は現在形のような訳「~する(名詞)」なのに対し、分詞は現在進行形のような訳「~している(名詞)」になる。

より動いている感が伝わる。

Look at the drinking guy!『酒を飲んでいる(男)』

 

過去分詞:過去分詞形で「~された(名詞)」という形で名詞を修飾するので、形容詞と同じ役割。

ただし訳が受身的な形になる。

Look at the abandoned guy!『捨てられた(男)』

 

●まとめ●

不定詞、動名詞、分詞は、文章中の中でどの品詞と同じ役割をしているかで分けて覚えておく。

 

・不定詞:名詞or形容詞or副詞

・動名詞:名詞

・分詞:形容詞

 

品詞がわからない場合はまず品詞について復習しましょう。

品詞がわかると英語の勉強の効率がぐっと高まります。

 

 

●補足●

このようにどのような品詞と同じ役割を果たすかを覚えることがなぜ重要かというと、

英語の5文型が簡単に判断でき、訳が簡単になるからです。

5文型ではまず文章のどこがS、V、O、C、Mなのかを把握する必要がありますが、S、V、O、C、Mにはそれぞれぞれなれる品詞が決まっています。

例えばSは名詞、Vは動詞、Oは名詞、Cは名詞と形容詞、Mは副詞しかなれません。

不定詞、動名詞、分詞であっても、結局は名詞は形容詞か副詞と同じなので、この記事の内容を覚えておけば、これらの文法が含まれた文でも簡単に文型が判断できるようになります。

そして文型がわかると自然にその英文の「てにをは」が決定されるため、あとは単語と熟語の訳を「てにをは」の間に当てはめれば、自動的かつ機械的に全文の訳が完成します。