勉強法 接続詞のandの用法を再確認しよう!知っておくべきポイントとは?

接続詞のandの用法を再確認しよう!知っておくべきポイントとは?

and は、接続詞の中でもよく見かけるものですよね。

この接続詞の and は、英文によく登場するだけあって、その用法にはとても重要なものがあります。

など、英語を勉強するにあたって必要な知識が使われています!

そんな接続詞の and について、基本に戻って確認していきましょう!

 

 

語と語、句と句、節と節を結ぶということ

接続詞 and は、等位接続詞としての考え方が大事です。

等位接続詞とは、「等位」、つまり等しい位のものを結びます。

その考え方として、語と語、句と句、節と節を結ぶ、ということを説明していきます。

 

and は、等位接続詞として、句、節を対等に結びます。

そんな接続詞の and について、以下に例文を見てみます。

 

Tom and Mary are students.

(トムとメアリーは生徒です。)

I bought three apples and two oranges.

(私は三つのリンゴと二つのオレンジを買った。)

Mary danced and Tom sang.

(メアリーは踊り、トムは歌った。)

 

上記の三つの例文から、等位接続詞の and を考えてみましょう。

最初の例文の、Tom and Mary are students. からです。

これは、主語が Tom and Mary となっていますが、ここでの and は、TomMary という名詞と名詞を結んでいます。

つまり、この等位接続詞の and は、語と語を結ぶものになります!

 

次に二番目の例文の、I bought three apples and two oranges. についてです。

これは、「三つのリンゴと二つのオレンジ」を買ったということになり、ここでの and は、three applestwo oranges という、句と句を結ぶ等位接続詞ということになります!

これは、先ほどの語と語を結ぶものと比較すると、three applestwo oranges という、句になっているものを、等位接続詞の and が結んでいますね。

句というのは、二語以上の集まりで、さらに節のようにSVがないものをいいますが、ここでは、three apples という句と、two oranges という句が、等位接続詞の and によって結ばれているということになります。

 

最後に、三つ目の例文です。

Mary danced and Tom sang.

これは、Mary danced という節と、Tom sang という節が、等位接続詞の and によって結ばれています。

節は、二語以上でSVがあるものですが、上記の Mary dancedTom sang も節になります。

この節と節を結ぶものとして、等位接続詞の and が使われています!

 

以上のように、接続詞の and は、語と語句と句節と節を結ぶという等位接続詞の働きがあります。

語や句、節を対等の関係で結ぶということを、例文からおさえておきましょう。

Tom and Mary are students.

なら、Tom and Mary ということで、名詞同士が対等になっており、

I bought three apples and two oranges.

なら、三つのリンゴ(three apples)と二つのオレンジ(two oranges)という句同士が対等に、

Mary danced and Tom sang.

なら、Mary danced というSVのまとまりである節と、Tom sang というSVのまとまりである節が対等に並んでいますね。

 

このように、等位接続詞の and で結ばれるものは、全て対等の関係になります。

語なら語を、句なら句を、節なら節を、というように対等に並びます。

 

 

接続詞の and のその他の用法について

接続詞の and には、他にも注意点があります。

まず、三つ以上のものを結ぶときの注意点です。

ABC、というように表現したいときは、

A B and C のように表現します。

例えば、

Tom Mary and Mike are students.

(トムとメアリーとマイクは生徒です。)

のような例です。

これはしっかりと覚えておきましょう。

 

 

次に、命令文における and についてです。

例えば、

Hurry up and you will catch the bus.

(急ぎなさい、そうすればバスに間に合いますよ。)

といった例です。

 

これはまず、Hurry up ということで、動詞から始まっているので命令文です。

ここに and を付け加えると、「そうすれば…」という意味になります。

ちなみに、ここに or を付け加えると、「さもないと…」という意味になりますが、and のときは「そうすれば…」という訳になります。

この二つが混ざらないようにしっかりと覚えておいてください。

 

 

最後に、名詞句+ and という用法について説明します。

これはちょっとややこしいので注意です。

単純に見るとどう訳していいかがわからないと思いますので、ここでしっかりチェックしておきましょう。

 

名詞句+ and というのは、条件を示します。「~があれば」といった訳し方をします。

以下、例文です。

 

A little more effort and you will pass the test.

(もう少し努力すれば、あなたは試験に受かるでしょう。)

 

この文では、a little more effort が名詞句になっています。

この後に接続詞の and を続けると、「~があれば」という訳になります。

上記の例文なら、a little more effort で「もう少しの努力」となり、ここに接続詞の and を続けて、「~があれば」という訳になることから、a little more effort and~ で、「もう少しの努力があれば~」という条件を示します。

日本語としては、「もう少し努力すれば」の方が違和感がないですが、意味としては「~があれば」というニュアンスになります!

これはしっかりと覚えておきましょう!

知らないとうまく訳せない表現なので、接続詞 and の用法としてしっかりとおさえておいてください。

 

 

まとめ

以上、接続詞の and について知っておくべき用法を確認してみました。

等位接続詞の用法、そして特殊な用法など、きちんとおさえてみましょう。

 

以下、接続詞の and を使った例文を載せておきます。

どのような訳になるのかを考えつつ、訳してみてください。

 

 

以下の英文を訳してみましょう。

(1)  Tom and Mary play the guitar and the piano.

(2)  Hurry up and you will be in time.

(3)  I go to school by bus and train.

(4)  Seven more months and you will graduate from high school.

 

 

<訳>

(1)  トムとメアリーはギターとピアノを弾く。

(2)  急ぎなさい、そうすれば間に合います。

(3)  私は学校にバスと電車で行く。

(4) もう七か月あれば、あなたは高校を卒業する。