「来週の水曜日までに提出するように、いいな?」
高2の自分に、そう言って突きつけられた1枚の進路希望調査。
さて、この進路希望調査用紙をどう埋めようか。
高2の自分は今、進路をどうするかという岐路に立たされている。
大学に進学しようか、専門学校に進もうか、はたまた就職か。
いや、そもそも自分には夢がないな。やりたいこともない。
さて、困った。自分はどんな進路を選択すればいいんだ…。
まだ高2だし別に考えなくてもいいかな…。
誰もが進路を考える高2
高2になると渡されるあの紙。そうです、進路希望調査。
全国の高2のみんなはきっとそこで進路について少なくとも1秒は考えることになります。
元から進路が決まっている高2にとっては、自分が思い描いている進路を書くだけなので苦痛でも何でもないでしょう。
しかし、進路を迷っている、全く考えていない高2にとっては、非常に自分を困らせる。それが進路希望調査というやつです。
将来の夢から逆算しようとしがち
いざ、進路を考えようとなった時、将来の夢から逆算しようとする人がいます。
すでに将来の夢がある高2の人は、大いに逆算して進路を決めてもらって構いません。
建築士になりたいから、建築で有名な〇〇大学に進学して…と。
ですが、「将来の夢は?」と聞かれてパッと答えられない人が、将来の夢から自分の取るべき進路を決めようとするのは、あまりにも無茶です。
将来の夢をまず考えなきゃいけなくなるから。
17年間生きてきた結果夢がないんだから、そんなすぐ思い浮かぶわけないでしょって。
人生は良くも悪くも計画通りにはいかない
将来の夢は別になくたって良いんです。無いといけないものではありません。
けれど、「ありたい自分の姿」は誰しも心の中にあるはずです。
不自由なく生活したい、〜な人と一緒にいたい、〜はしたくない…
それに、将来の夢は変わります。色々な経験、人との出会い、成功や挫折を通して。
だからこそ、将来の夢を決めようとするのではなく、自分が何が好きで嫌いか、何をしている時楽しさ喜びを感じるのか、まず自分と向き合い“価値観”を知る必要があるんです。
将来を考えるのはそれから。
今自分と向き合うか、夢から逆算するか
ということで、高2のあなたが取るべき選択肢はこの2つのうちどちらか。
・高2の“今”自分と向き合い自分を知る
・将来の夢があるならそれを実現できる進路を選択する
大学か専門学校か就職か起業か、などといった話はこの選択をしてから。
自分と向き合う習慣をつける
高2だろうが高3だろうが何年生だろうが、大事なことは「自分と向き合う習慣をつけること」です。
毎日様々な情報が入ってきたり様々な人と交流する中で常にアンテナを張り、「あの時私楽しめてたな」とか「あの人の考え方って自分も共感できたな」と振り返ること。
結局、それを続ける事でしかやりたいことや自分がどうしたいか、進路は明確にならないからです。
自分と向き合う。
簡単そうに思えて意外と難しいこと。
部活や勉強など学校生活に忙しい高校生、特に高2にとってはなおさらそうかもしれません。
高2のそこのキミ。
「Who am I?」
と自分に問いかけてください。
この問いに答えられるようになるまで、まずは週1日5分でも良いので、自分と向き合う時間を作ってみましょう!