勉強法 効率のいい英語の勉強法は学校では教えてくれない⁉︎正しい英語との向き合い方

効率のいい英語の勉強法は学校では教えてくれない⁉︎正しい英語との向き合い方

効率のいい英語の勉強法は学校では教えてくれない⁉︎正しい英語との向き合い方

1、英語とはいかに向き合うか

 あなたが思い浮かべる英語の勉強とは、どのようなものでしょうか。私は現在、電車で大学に通っているのですが、吊革につかまりながら単語帳を懸命に読んでいる高校生を頻繁に目撃します。ということは、英語の勉強において英単語を暗記することに重きを置いている人が多いのではないかと、私は思うのです。確かに、単語を暗記していれば解ける問題もあるでしょう。ですが、難しい問題では、見たことない単語や表現が頻出します。それに対応するには、その文章や、周辺の文章の意味を読み取り、推測しなくてはなりません。そのためには、英語が言語、つまりコミュニケーションツールであるという考えを持っておくべきではないかと思うのです。そうでなければ、定期テストで点は取れても、英語という言語は理解できず、応用が利かないのではと思うのです。

2、日本語と英語の違い

 英語と日本語との違いはいくつか挙げられますが、重視するのは、文の構造の違い、動詞の役割の大きさです。
 まず、日本語の場合、述語は文の最後に来ることが多いです。今の文でいうところの「です」がそれにあたります。あたり前の事ですが大事なことです。では、英語の場合はというと、SV,SVC,SVO,SVOO,SVOCと主語のすぐ後に来ていることがわかります。これが何に影響するかというとその文の結論がわかるのが英語の方が早くなるという事です。
 たとえば、「私は今日学校に行く」という文章では、最後の「行く」を聞くまでその文の結論はわかりません。最後まで聞かないと、「行く」か「行かない」かそれ以外の何が来るかは、わからないのです。英語では「I go to school today」となり、すぐにその文の結論は「go」であることがわかります。このことから、動詞の重要性がわかるのではないでしょうか。長文になると、一つの文のうちに、いくつも動詞が出てくる場合がありますが、その文の一番大事な、つまり、その文の結論を決める動詞が何か、あるいはどういう意味を発現させているか見極めることが大事になってきます。結論の動詞を見誤れば、その文はまるで違う意味になってしまうからです。

3、最後に

ここまで、私が述べてきたのは、基礎の中の基礎、前提です。ですが、これを意識せずに英語を勉強している人は多いのではないでしょうか。英語は暗記だと固く思い込んではいないでしょうか。受験問題において直接単語の意味を問うてくる問題がありますが、難関であれば、英語を暗記しているかは重視されていません。見たことのない表現や、その英語からは想像もできないような和訳の問題も出てきます。つまり、英語の考え方を理解しているかに重きがおかれています。そのためには、英語がどういう言語かしっかりと意識しなくてはいけないのだと思います。それでは皆さん、焦らず落ち着いて、むしろ楽しむつもりで英語を勉強してはいかがでしょうか。