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こんにちはtyotto塾です。
前回、『教室運営におけるProgressTimeの効果的過ぎる活用例とは』という記事を公開しました。
この記事の中で、活用例の1つとして「保護者会をProgressTime形式で実施する」という内容があったのですが、思いの外反響がありまして、Facebookでコメントをいただいたりメッセージで「詳細教えて!」と言ってもらえたりと、有難いことに何人かの方に興味を示していただきました。
そこで、今回はこの「保護者会×ProgressTime」について、当日の流れや内容などの詳細を記事にしていきます。
前回の記事はかなりざっくりとした内容になっておりますので、もしこれから保護者会や説明会など保護者の方を一堂に集める機会を予定している方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければ嬉しいです。
「普通に、保護者の前で教室長があれこれ説明すりゃいいじゃん」
と思われる方もいるかもしれないので、先に「なぜ、保護者向けにProgressTimeを実施しようと思ったのか」についてお伝えします。
今回僕たちが保護者会を企画しようと思った背景は、「大学入試制度改革について保護者の方にも理解を深めてもらおう」という思いがあったことです。
生徒に対しては、ProgressTimeや日頃のコミュニケーションを通して入試制度改革やこれからの社会について話す機会はあったのですが、保護者の方とはそのような話をする機会がほとんどありませんでした。
そこで、保護者会をやろう!と思い立ったのですが、
「センター試験が廃止されまして〜〜」「これからは学力の三要素が〜〜」
などといったことを、1,2時間僕がベラベラ喋るだけの時間にはしたくなかったのです。
(日頃アクティブラーニングばかりやっているからそう思ってしまうのかもしれません…)
保護者の方にとって貴重な休日の時間を頂戴することになるので、調べたらだいたい分かることを一方的に話すのではなく、どうせなら保護者の方が一堂に集まるのだから何か1つテーマを決めて話し合いをしたり、保護者の方同士の横のつながりが促進されたり、tyotto塾への帰属意識を高められるような回にしたいな、と思ってしまったワケです。
そしたら、必然的に「ProgressTimeやるしかねぇ…!」ってなりますよね。
これから当日の様子を流れに沿って書いていきますが、会の構成このような感じです。
前半2つはインプットになるので、僕が前に立って説明することがメイン。
一番最後の「親としてのあり方を考える」というのが、ProgressTimeのパートとなります。
では、実際の様子をハイライトでお送りします。どうぞ!
会の目的を説明したあとは、ProgressTimeでもお馴染みのアイスブレークをしました。保護者の方向けでもここはしっかりやります!
場が和んだところで、いよいよ本題へ。
などについてお話しました。
実際に少し解いてもらったのですが、みなさん驚かれていました(笑)
入試制度改革の概要について知ったあとは、tyotto塾が来たる社会や改革に向けてどう対応していくのか、そしてどのようなビジョンを描いているのかについてお話しました。
僕たちが大切にしていることです。
自塾の取り組みやコンテンツについてもお話させていただき、
アプリの利用やアクティブラーニングの実施に関しての理解を得ることができました。
ここまでのインプットを踏まえたうえで、最後にいよいよProgressTimeの実施です。
これから、いや今まさに変化している社会を生きる自分の子どもにどうなってほしいのか、親としてどうありたいのか、これらの“正解のない問い”についてじっくり向き合っていただきました。
“良い親”の定義から保護者の方に話し合ってもらい、最後に1つ納得解を出していただきました。
子どもとのコミュニケーションが普段多い保護者の方、高校生になってから子どもとの接し方が分からなくなってしまった保護者の方など、様々な状況や悩みを抱えた“親”が、子どもへの想いや親としての葛藤・喜びを共有しながら、「良い親であるためには?」という問いを考える姿は圧巻でした。
終始会話は止まらず、「母」や「父」というそれぞれの立場からの多様な意見も出て、大いに盛り上がりました…!
実は、今回の保護者会には現役大学生のアルバイト講師も参加しています。
保護者の方に混じり、「子ども」という立場で議論に加わっています。
いかがでしたでしょうか。
最後に、僕が実際にこの会をProgressTime形式でやってみて特に良かったことを3つお伝えして締めくくりたいと思います。
反省点や課題ももちろんあるのですが、長くなるので良かったことのみ書いていきますね。
保護者の方が日頃どれだけ子どものことを考えていて、葛藤しているのかを肌で感じることができたことは僕にとって非常に貴重な体験でした。
ただただ「子どもに幸せになってほしい」という一心で日々子どもと向き合っている姿を見たら、1人の人間として保護者の方を尊敬せずにはいられませんよね。
それと同時に、僕たちの仕事や塾というのは本当に責任のある仕事で、保護者の方の思いを背負っているのだと改めて強く実感する機会となりました。
先ほど少し触れたのですが、実は今回の保護者会にはアルバイト講師も参加していたのです。
もともとその予定は無く、やる気のある講師から「参加してみたい」という声がたまたまあったので実際に参加してもらったのですが、これが非常に良かった。本当にファインプレーでしたこれは。
ProgressTimeは参加者が対等な関係で誰でも自由に発言できる時間なので、講師も保護者も年齢や立場を忘れて、思うことをありのままに伝え合っていました。
保護者の方から講師に接し方の相談をしたり、講師から保護者の方に日頃指導で意識していることを伝えたり。
結果的に、保護者の方にとっては講師が頼れる存在だという印象を持つきっかけになったのと、講師にとっては日頃自分が担当している生徒さんの保護者と接することで、より責任感が増し、指導へのモチベーションに繋がる機会となりました。
ProgressTimeは可能性の塊です。今回それを確信しました。
様々なイベントやワークショップにもっと応用できると感じているので、これからの活用事例にご期待ください!
今回は、tyotto塾で先月実施した保護者会について記事を書きました。
ご紹介したように、ProgressTimeは生徒だけにとどまらず保護者の方やスタッフ向けに実施することが可能です。
この保護者会を通してProgressTimeをまだまだ活用できると確信したので、今後は導入塾さんや導入を検討している方のために、僕自身がProgressTimeの活用事例をどんどん開拓していきます!
自社のサービス大好き人間で本当に申し訳ないのですが、やっぱりProgressTime最高です。