Powered by tyotto塾
2017年11月18日(土)に愛知県江南市の滝中学校・滝高等学校(以下滝学園)でProgressTimeを実施しました。
滝学園には「土曜講座」というものがあります。
土曜講座とは、滝学園の生徒に対して教員が自ら、または、講師を招き、講座を開講し、日常の授業では得られない体験や学びを得ることができるという新しい教育フィールドです。生徒は自由参加となっていて、他の学校では見られない面白い取り組みです!
今回はtyottoスタッフがこの滝学園の土曜講座に講師としてお招きいただきました。
滝学園で実施したProgressTimeでは
「Who am I ? ~ シンギュラリティを見据えて、自分は10年後の未来をどう生きたいか ~ 」
をテーマに滝学園の生徒に話し合ってもらいました。
シンギュラリティとは
“人工知能が人間の能力を超えることで起こる出来事とされ、テクノロジーが急速に変化し、それにより甚大 な影響がもたらされ、人間の生活が後戻りできないほ どに変容してしまう未来予測のこと。”
簡単にまとめると人間よりロボットの方が優秀で、このままいくとロボットに仕事を奪われてしまうということです。
「シンギュラリティが起こることで将来無くなる職業ってなんだろう?」
例えば、最近テレビでも多く取り上げられている“ 自動運転車 ”。あの自動運転車も人口知能が使われているロボットです。もしも世界中の乗り物が自動運転になったら、どんな仕事がなくなりますか?
・タクシー運転手
・パイロット
・交通整備員
・バス運転手
・車掌さん
・運送会社etc..
たった1つのロボット「自動運転」が生まれて社会に導入されることで、上で出た6つ以上の職業がなくなってしまうのです。
滝学園の生徒にも将来なくなってしまうであろう職業を考え出してもらいました。(画像参照)
このように未来は多くの仕事をロボットがこなしてくれる社会になっていきます。
「シンギュラリティで社会はどうかわる?」
上でお伝えしたように、多くの仕事をロボットがこなしてくれる社会になっていきます。
その事実を踏まえた上で、この社会はどう変わっていくかをグループになって話し合ってもらいました。
・ロボットに仕事を奪われてしまうから、職をもたない人が増えちゃうかも?
・人間が頭を使わなくなって、このままだとどんどん退化していくかも。
・ロボットと人間の境界が曖昧になりそう。ロボットにはできない、人間にしかできないことが求められる社会になるかも。
などなどたくさんの面白い意見がでました!たしかにそうですね、そんな社会が来るかもしれません。
・個性を大切にできる立派な大人になりたい
・ロボットは持つことができないであろう「想像力」の豊かな人間になりたい
・ロボット/AIを作れる人、操れる人になりたい
こんな意見がでていました。みんなそれぞれ個性のある理想の自分を発表してくれました。
一番最後のトピック「10年後の自分は…」
中高生のみんなの10年後は23~28歳です。みんなそれぞれ自分は10年後こんな人になりたい、こうありたいと自由に考えを発表してくれました。
・10年後の私は自分にしかできないことをしている人になりたい
・10年後の私は生きがい、やりがいのある人生を生きていたい
・10年後の私は家でずっとプログラミングをしていられるような生き方をしていたい
みんなそれぞれ違っていて、素敵な夢です。このトピックは生徒全員に発表してもらいましたが、どの生徒も生き生きした顔をして自分の夢を語っていました。
★以下に、アンケートの回答の一部を載せます。
中高生は勉強や部活、アルバイト、習い事、塾などに時間を取られ、意外と自分の将来について考える時間は進路希望調査票を渡されるまであまりないのではないでしょうか。
今回のようなProgressTimeを通して、自分の将来について真剣に考えることによって、今の自分の生き方を見つめなおすきっかけにもなればいいなと思いました!
滝学園の生徒、職員のみなさま、貴重な機会を本当にありがとうございました。
ProgressTimeの実施、講演依頼等は随時募集しておりますので、