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近年、一般入試の入学定員厳格化により一般入試での合格者数が減少傾向にあります。
反面、AO入試や自己推薦、公募推薦などの一般入試以外の入試方式における定員は増加傾向に。
そんな影響もあってのことか、ここ最近は「一般入試とAO・推薦入試のどちらも受験する」という受験生が多くなったように感じます。
受験方式が増えれば当然合格可能性は上がりますし、AO・推薦入試は一般入試ほど対策が大変でないというイメージがあるようですが、この考え方、実は非常に危険です。
一見両立できそうな一般入試対策とAO・推薦入試対策ですが、後先考えずにノリで取り組んでいると後で取り返しのつかない大失敗をすることになってしまいます。
最悪のシナリオだけ先にお伝えしておきますね。
AO・推薦入試に時間を使い過ぎる → しかし、AO・推薦入試不合格 → 一般入試対策が間に合わない
→ 一般入試不合格、もしくは直前で見つけたそこまで行く気の無い大学に合格
今回は、そんな一般入試とAO・推薦入試いずれも受験することを考えている、高校1,2年生に向けた記事です。
【高校3年生4~7月】
一般入試対策、AO推薦入試対策
【夏休み】
ほぼAO・推薦入試対策
【9月~10月】
AO・推薦入試
【11月以降~】
(合格していれば)受験終了
(合格していなければ)一般に向けた勉強
見てもらえれば分かる通り、上記のスケジュールは非常にリスクがあります。
夏から秋にかけて一般入試対策をほとんどしていませんよね。
AO・推薦入試で合格すれば全く問題ないのですが、万が一合格しなかった場合で且つ一般入試を受験するとなった場合、非常に厳しい状況が待ち受けています。
ただ、大半のAO推薦入試受験生が上記のスケジュールで対策しています。一般入試とAO推薦入試の対策を両立できている人は皆無だと思ってもらって大丈夫です。
それくらい、AO推薦入試の対策が大変なのです…。
【高校2年生12~3月】
一般入試対策
【高校3年生4~7月】
一般入試対策、AO推薦入試対策
【夏休み】
ほぼAO・推薦入試対策
【9月~10月】
AO・推薦入試
【11月以降~】
(合格していれば)受験終了
(合格していなければ)一般に向けた勉強
注目すべきは、高校2年生の12月~3月が加わっていること。
この約3ヶ月間は非常に大事で、簡単に言えば「高3の夏から秋にかけて失うであろう3ヶ月を高2の冬に補っておこう」ということです。
具体的に、高2の冬に取り組んでおくべきことは基礎基本の習得です。
英語で言えば、英単語・英文法・英熟語、国語なら古文単語・古典文法といった、いわゆる暗記事項を80%習得しておくのが理想です。
要するに、高3春には初見の事項が無い状態にしておきたいわけです。
どうせ夏秋に、AO推薦入試の対策で覚えた知識がごっそり抜けていくので、少しでも知識を維持するために、高3の段階で初見の知識が無い状態にし、高3以降は徹底的に復習をしていく必要があります。
そもそもAO・推薦入試(特にAO入試)は、
・自分自身が大学入学後やりたいこと、学びたいこと
・そこでの学びをどう将来に繋げるのか
・これまでの人生で何をしてきたのか、どのような実績を作ってきたのか
などをベースとして志望理由書を書いたり面接時に思いを伝える入試方式です。
元から自分の中に「将来やりたいこと」や「〇〇大学に入って〜〜をしたい!」といった意思がある人にとっては、対策も取り組みやすいですが、そもそも自分の意思やビジョンが無い人にとっては、非常に困難を極める場合が多々あります。
そのような人は、自分と向き合い続けた結果病んでしまったり自己嫌悪に陥ってしまったりと、一般入試の受験勉強とは違った大変さや辛さを感じるでしょう。
「早く受験終わらせたいからAO入試受けよう〜っと」
くらいの気持ちなら、いっそ一般入試に向けた勉強に絞る方が、かえって望む結果を得られるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
この記事をお読みのあなたが今高校2年生以下なら、今すぐに一般入試に向けた勉強を本格的に始めた方が良いです。
高校3年生になるまでの期間でどれだけのアドバンテージを作れるかが、3年生以降の明暗を分けます。
AO・推薦入試を受験するかいなかにかかわらず、高校2年冬の“今”から勉強を開始しましょう。
今回の記事をお読みになり、
「本当に対策できるか不安になってきた…」
という人がいれば、ぜひ一度、tyotto塾まで無料相談のお問い合わせをしてください!
志望校や今の実力を踏まえ、どのような計画で一般入試対策とAO・推薦入試対策を両立していけばいいのか細かくお伝えします。
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