勉強法 封建制度って?ヨーロッパと中国での違いを解説|世界史勉強法

封建制度って?ヨーロッパと中国での違いを解説|世界史勉強法

中国の封建制度と中世ヨーロッパの封建制度の違いを問う問題は試験の頻出分野です。しっかりと押さえておきましょう。

中世ヨーロッパの封建制度は戦う人の間での双務的な契約でした。家臣は主君に従軍し、主君は家臣に封土を与え保護するという契約に基づく主従関係であり、もしも主君が土地を与えられなくなれば家臣は主君に忠誠を誓う必要はなくなり、また一人の家臣が複数の主君と契約を結ぶことも可能でした。

それに対して中国の封建制度は氏族的性格が濃いと言われます。主君は家臣に対して封土を与えるのはヨーロッパと同じですが、家臣は主君に対して貢納と軍役の義務がありました。そして主君と家臣の関係は血縁関係で結ばれていました。

この違いはセンター試験にもよく出るので理解しておきましょう。